わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

急降下

自死遺族だからでしょうか? それとも家族を亡くした人というのはみんなこうなのでしょうか? クリスマスムード漂う雑貨屋さんでわくわくしながら買い物をしていたら急に「ああ、ターはもういないんだ」という気持ちになり、ぽつんと取り残されたような感覚…

いいぞいいぞ!

母と子と3人で出かけたときのこと。二人で大泣きした公園を横目にしつつ母が「ターは辛いこともあっただろうけれど、でも親の対応が悪くて辛い思いや惨めな思いをさせたことはなかったと思うんだけどねえ」と呟きました。 ずっと、産んであげるんじゃなかっ…

亡くなった後にどれだけ想ってくれる人がいるか

ちょっと先日の続きみたいになりますが… 育児って結果論じゃないと強く思います。長い人生と同じで、アップもダウンもあるものです。 人の最期は結果で、それでエンドとなりがちに思われるけれど、亡くなったあとにどれだけの人が悲しんでいるか、思い出して…

子育ての答え合わせ

有難いことに、子どもが無事生後10か月を迎えました。 離乳食も問題ないどころか保育園で誉められるくらいよく食べ、そして遂につかまり立ちも始まり、病院でも「早産、低体重で生まれたけれど全然問題ないね」といった言葉をかけていただき、安心するととも…

自分の城を持つ

テレフォン人生相談から派生し、加藤諦三先生の本を何冊か読みました。 「心の休ませ方」という本にあった「心に自分の城を持つ人はどこに行ってもやっていける。うつ病患者には自分の城、居場所がない」という言葉は、当たり前のようで、ターはできてなかっ…

【読書】結局一番だった本のこと

ターがいなくなってもう2年3か月。昨日も夜中に目が覚め、「え?ターっていなくなったんだっけ?もう話せないってこと?そんなことないよね?」と頭が混乱してしまいました。 年月はとても早く過ぎていくのに、ターがいないこの世にはどうもまだ慣れません。…

20万!

昨日から物欲話が続きますが…笑 ターが生きてるときに「お母さんにあげたいね」と話していたネックレスが、値上がりして20万円超えになってました! 「15万!お姉ちゃん、引き継ぎありきでお母さんにあげようとしてるの?」とさすが弟らしいことを言ってた、…

おかえり、物欲

東京のデパートが好きです。良いもの、きれいなものが詰まっていて、賑やかで華やかで。 でも、ターがなくなってから一気に色褪せた。それはデパートに限った話じゃないのですが。 だけど最近、仕事の休み時間にカチカチと久々に大好きな日本橋三越さんのサ…

世の中捨てたもんじゃない

電車とバスで子どもの病院に行きました。そしたら、バスで降車を手伝おうとしてくれる高齢男性がいたり、はだしになった子を見て「寒くないかい」と心配してくれる車いすのかなり高齢の男性がいたり。 高齢男性は子連れにキツイとか老害とか言われていて、実…

幸せ以外の何物でもない

仲のいい友人が朝からきてくれて、子どもの病院に途中まで付き添ってくれたり、病院に着いたらもうそこに母が待っていてくれたり、さらに帰宅したら父がご飯を作ってまっていてくれたり。 これ、幸せ以外の何物でもないですよね。 ターのことは片時も忘れな…

そうならないようにしてたのに

投資詐欺にあって娘さんが自死された方が損害賠償を求めているという、ニュースをやってました。 その娘さんの遺書には「親不孝でごめんなさい。迷惑かけてごめんなさい」とあったとのこと。 お金をムダにしたことに対してダメだよと、そんなに人を信用しち…

「たいちゃん」

ターの声を聞かなくなって2年4カ月になります。 2年もあれば十分状況は変わるもの。この間に、親戚やご近所さんが亡くなったり、馴染みのお店が閉店したりと、自分たちに直接かかわるでもないけれどよく考えると寂しい出来事がいくつかあったし、何よりわた…

秋もきつい

ただでさえ秋って寂しい季節ですが、ターがいなくなってから、とくに今年の秋は去年以上に寂しい感覚があります。 2年前の秋は亡くなったばかりで夢の中みたいだった。去年は妊娠中で身体が辛いとしか思えず、ちょっと余裕が出てきたからかな、今年の秋はい…

人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。

ちょっと前ですが、たまたま見たテレビ番組でバイオリニストの高嶋ちさ子さんが、「お母さん死んじゃってから人生つまんない~」と言ってました。数年前にお母さんをご病気で亡くされてるそうです。 傍若無人というか、怖いものなし、人生上り調子しかないと…

羨ましい

夫の実家の法事に出席してきました。100歳を超えて亡くなったご先祖様の法事。 ずっと体調不良で家から出られなかった夫の兄弟もこの日はサプライズで参加し、夫の両親が大喜びする様子。このどちらもわたしの実家では起きることはありえません。 私もこの兄…