わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

救い

「私なら生きてられない」をやめてほしい

ネットに、10年以上前に起きた保育園での死亡事故の記事がありました。 コメント欄には励まし、教訓といった温かいコメントがたくさん目につきましたが…「こんな事があったら私なら生きてられません」「自分だったら耐えられない」という励まし?もありまし…

エステ

数年ぶりにエステなんぞ受けに行きました。偶然にも、サロンがあるのは15年ほど前に働かせてもらっていた職場の近く! その職場にいた当時、ターは看護学校の受験のために浪人生をしながら実家にいて、家族4人揃って暮らしていました。 いつも仕事から帰宅す…

【読書】西原理恵子さん「毎日かあさん」とか

お徳用毎日かあさん(1+2巻) [ 西原理恵子 ]価格:660円(税込、送料無料) (2022/7/24時点) 楽天で購入 漫画家の西原理恵子さん。最近ニュースでちらちら見るようになり、そのまま頭の隅に残っていて、そして育児のともになるかと思わず「毎日かあさん」を…

誕生日会

思わず動向チェックをしてしまう小林麻耶さんのチャンネルを見ていたら、麻央さんの40歳のお誕生日会をご主人としている動画がありました。 そうか、祝ってもいいんだ!今年も去年もターの誕生日だからって何もしなかったけれど、来年はどこかでお祝いして…

60から伏線回収

岡田斗司夫さんが「60過ぎると、20代、30代とかに経験してきたことがこんな意味があるんだっていうことがある」と言ってました。 ターがいなくなったのはわたしが38の時。意味なんてないだろうし、わかったところでなあと思う気持ちもやっぱりあるけれど、と…

男性を自死で亡くした人に見ていただきたいサイト

ターのことがあってから何百回と検索した「自死」「自殺」。それから「兄弟 死」というワード。 もう検索しつくした、有益な情報はもうないだろうと思いつつ、ふと「自死 兄弟」と調べたら、海外の話ですがこんなサイトが出てきました。 www.esquire.com 自…

アグロステンマ

最近実家に帰って母と子と散歩していたら近所の方が声をかけてきてくれました。「お宅に咲いてた珍しいお花、なんていうの?」5月くらいに咲いていたアグロステンマという撫子に似たお花がすごく気になってたとのことでした。「アグロステンマっていうお花で…

感謝

ターの命日には、わたしの友人、ターの働いてた会社の皆さん、会社の同僚が来てくれて、インド旅行で知り合ったわたしとター共通の友人からお花をいただきました。 そして、LINEで大学時代の友人からわたしに「今日はター君の日だね」と連絡をもらい、ターの…

睡眠導入剤

ターのことがあってからずっと、母は睡眠導入剤を飲んでます。睡眠剤じゃないからまだいいかと思うけれど、でも身体にいいはずないし…。 母自身もそう思っているらしく、何度か飲まないこともあったのですが、そうすると、2時、3時と目が覚めてしまうとのこ…

フォロワー数

お茶を習ってるのですが、そこの友人から「キッサコ」さんという般若般若心経をなじみやすく解説してくれてるお坊さんYouTuberさんがいる、と聞きました。 見ると、イマジンと般若信経をミックスさせたり、リラックスミュージック調で歌われたりと… どうやら…

葬儀屋YouTuberの佐藤さん

前にもちらっと記録したかもしれないのですが、葬儀屋YouTuberの佐藤さん。先日、ライブ動画を聞いていたら「亡くなった方とは会えますよ、大丈夫です」とさらっとおっしゃっていました。 そして、「天国とか地獄とかそういう言葉があるのだから、”そういう…

【読書】「それでも生きていく」姜尚中

自死遺族になるなんて経験したくなかったし、悲劇が起きないように一生懸命やってきたつもりです。それでも、うちには最悪のこと…子どもが親より先に亡くなること、自死という理解できない方法で家族を亡くすこと…が起こってしまった。それで「なんだ、自分…

アンパンマンのマーチ

アンパンマンのマーチという歌は、やなせたかしさんが戦争で亡くなった弟さんを思って作詞されたと聞いてます。 その中に「そうだ 嬉しいんだ生きるよろこび たとえ胸の傷が痛んでも」という部分があります。これまで、胸の傷=外傷と思っていたのですが、も…

麻耶さん

ネットニュースでちょいちょい取り沙汰されている麻耶さん。別に芸能人に興味はないし、そもそも育児疲れで目も身体も疲れているんだから芸能ニュースなんか見ないで休めばいいのですが見ちゃうんですよねー。。。しかも、彼女のブログまで追いかけちゃうと…

忘れないでいてくれてありがとう

友人が観光地へ小旅行に行き、ターのイラストを持って撮影してきてくれました。 夫が、私の実家を訪ねきたときまずお仏壇に手を合わせてくれました。 妊娠出産以来お祝いを言われることが続けていました。が、こうしてターのことを忘れずにいてくれる人たち…

【読書】風は西から

村山由佳さんの「風は西から」を読みました。ブラック企業と名高い某居酒屋チェーンの過労死をもとに、自死してしまう主人公とその婚約者、両親を軸に会社との闘いや心情を描いた作品です。 ずっと読みたいと思っていたけれど、仕事や友人にも恵まれていたけ…

「ターがいたよ」

オットが、「ターがいたよ」と、スイーツを買ってきてくれました。 このプラカップにある男の子のイラストが、私の描くターに似ていたそうです。 こちらが、私が描いたター。去年の2月に描いたものです…って、まだ去年は生きていたんだなあ。当時はこんなこ…

【読書】「自死自殺」についての本まとめ

ツイッターの自死遺族の方と、参考になった本は何かという話題になったのでまとめてみました。 先日の記事にも書いたように哲学書が参考になったという方もいるかもしれませんが、私としてはやっぱりどうしても当事者でない著書というのは距離を感じてしまい…

芸能人に励まされる

テレビとか芸能界とか全然興味ないのですが、Yahooニュースで森進一さんのお母様が自死されていたこと、それを支えてくれた本についての記事があり、読んでしまいました。「死」とくに「自死・自殺」という言葉には敏感に反応してしまいます 私は大学時代哲…

神かなにかですか?

昨日「沈まぬ太陽」見てたら、飛行機が墜落し遺族の方が棺を見て愕然とし、涙を流すシーンがあって…色々思い出して涙が止まらなくなってしまいました。こんなの演技なのに。いや、本当にショックなときは泣けないんだよ。呼吸ができなくなるんだよ。…そんな…

彼女のために

前に、周囲の人や友達に対して「理不尽な怒りや失望がある」と書いたけれど、幸運なことに、その逆に、ここまでやってくれるんだ…という友人がいます。 普段会っているのに手紙をくれたり、日々のことをLINEしてきてくれたり、外に連れ出してくれたり。 そん…

私の友人

一周忌前後に、パタパタと私の友人・恩人がお参りにきてくれたり、お花、お菓子をはるばる送ってきてくださったり。生前ターに会ったことがない方がほとんどなのに…。お供えとは別に、母や私のためにお茶をくださる方もいて有難いことです。 今回の件できっ…

真面目

ターのことがあってから、うつ病とか精神疾患、HSPの動画をよく見るようになりました。自死者の9割以上はうつとか精神疾患を抱えてたという話を聞いたし、ターもきっとうつが治りきってなかったんじゃないかと思ったから…何を言っても今さら遅いんですけどね…

三回忌すぎると

友人がお世話になっているというお坊さんがいらっしゃるということで、同席させていただきました。友人の計らいでターのことを話させていただく時間も設けてくれて、ターのこと、自死のことをうかがいました。 阿闍梨という位をもつ厳しい修行をされた素晴ら…

兄弟インドの写真

オットから「兄弟でインドに行ったっていうけど写真見たことないよー」と言われ、実家のクローゼットを探したら…あった、ありました!ターとのインド旅行写真CD! タージマハルとターの後ろ頭。 ガンジス川に入るのが怖くて、しぶしぶ最後の方にガイドさんに…

遠くのご縁が希望をくれる

昔、留学&海外で仕事をしていた経験があり、いまでもそこでできた友人との交流があります。 中でもずーっと続いているのは、インドネシアにいるR君。私が現地の大学の英語のクラスに迷い込み、本好きという点でぴったり波長が合い、かれこれ18年の付き合い…

また必ず会えます

矢作直樹先生というお医者さんと、一条さんという葬儀屋さんの対談本「命には続きがある」を読みました。(って、どこかにも書いたかも?!)その中に、「死はしばしのお別れで、また必ず会えます」という言葉を見つけてから、ほーっとしたというか、そうだ…

後悔がないとしたら

私が25歳を過ぎた頃から母方の祖父母が亡くなり、それで祖父母全員が亡くなりました。 その頃からだったかな。 いつか、4人じゃなくなる。 ターも結婚して遠くに行ってしまうかもしれない。 4人でご飯を食べられるのは、もう何回もないかもしれない。 そんな…

お坊さんのお話

叔父が亡くなり、ターのときよりコロナの状況がひどくなってるので家族葬というこぢんまりしたセレモニーをしました。 小さいけれど、しっかりお別れできて、そして良いお坊さんとのご縁をいただけました。 興禅寺というお寺のお坊さんのお話です。 師匠さん…

来年も、この先もよろしくお願いいたします

早く終わってほしいような、このまま先に進みたくないような2020年が終わります。 今年はコロナで世界全体がどんよりしていたけれど、中でも私たち家族にはいまだかつてない衝撃と混乱と寂しさの一年でした。 自死者が増えたということから、きっと私たちと…