わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

自死を避けるために

危険な海外に行く

ターがまだ生きてたころ、もう何年も前のことですが、死にたいなーというか消えたいなーということ、何度かありました。 多分、ほとんどの人間がそう思ったことあるはず…ですよね^^;そんなときには「危険な海外に行くこと」を考えてました。 いまで言えば…

わたしと母の後悔

子どもがコロナと突発性発疹になり不機嫌&きちんと寝ない&ぐずぐず泣くのが1週間ほど続いて死にたい気持ちになってました…。(実際自分で死ぬことはないけれど、早く人生終わらせたい願望というのでしょうか。大地震が来てほしいとか誰かに殺されてしまい…

借金、飲酒、薬物など依存症はもう専門家を入れるべき

昨年末のことになっちゃいますが、2022年最後のテレフォン人生相談を聞いてたときのことです。 相談者さんは40代の一人息子をもつ女性の方。過去に借金が原因で自己破産をしているが、また借金をしているようでどうしたらいいのでしょうとの相談でした。 ご…

当てつけたかった

テレフォン人生相談で、大原敬子先生が不登校に悩むお子さんのお母さんへのアドバイスで、「お子さんへの愛情を伝えるにはずっとべったり一緒にいる必要はないよ。時間は短くても一緒にご飯を食べる。半分こしようと言って分ける。あなたがいるから頑張れる…

何でも話せる

ターが亡くなってからメンタルヘルスの診断表を見たら、「家族や身近になんでも話せる人がいる・周囲のケアがある」が著しく低くて、寂しさに追い打ちをかけられました。 「家族だから」なんでも打ち明けられるなんてありっこない。家族だから心配かけたくな…

サイン

ターが自死した直接の原因はウツではなかったかもしれない。だけど、もう10年も前に発症したウツが影を落としていたような気もする…というぼんやりした理由から、ターの死後に鬱病について探るようになりました。 ウツだったかもしれない。いや、それでも楽…

【読書】おサケについてのまじめな話

西原理恵子さんという漫画家さんが好きで、最近またハマって色々読むようになりました。その一環で見つけた本「おサケについてのまじめな話」。 西原さんのご主人鴨志田さん・通称カモちゃんはアル中とがんで亡くなった方です。その体験談というか、自分みた…

苦しみを遺族に転嫁するだけ

ターが自死したと聞いたとき、警察の方に「他殺の可能性はないですか?絶対に?」と詰問してしまいました。 今でこそ他殺ならではの苦しみというのはあるとわかるのですが、あの時はもう自殺ということを認めたくなかった…というのも、自殺だったらずっと「…

複雑な出会い

ツイッターを久々に開くと、何人かの自死遺族の方にフォローされていました。2月、3月に自死遺族となった方たちもいらっしゃいました。 1年半以上経った私でさえ、思い出しては古傷が痛むような感覚なのに、つい数日、数週間前に自死遺族となった方たちは、…

うつ病とかうつ状態

出産で入院しているとき、夜の消灯時間後のことです。雪の中、向かいの病棟にぽつぽつとした明かりを目の端で見ながら目をつむると、ぐわーんと揺れるような感覚があり、「この先どうなるんだろう。どうしよう」と息苦しさ・孤独と不安を感じて思わず目が覚…

両親への最大の甘え

先日「両親には言えないこと」というタイトルで思いを書きましたが、今度はターに対する思い。 ターには「うちの両親は過保護だからなー」「お父さんは気が弱いからこっちが気をつけよう」というように、親の不完全さを認めて、今度は自分が両親を支えていか…

両親には言えないこと

前にもちらっと書いたかもしれませんが、うちの両親は過保護です。有難くその過保護を享受している自分が言える分際ではないのですが、あえて言いたいと思い、今日のブログを書いてます。(長文になります) 実家暮らしだったター。ターが朝起きてきたら父は…

やっぱり腹立たしい

ちょこっとだけ実家に寄ってきました。こちらの猫は、ターが亡くなる2週間前に大通りから救出した子です。当時は2か月半の子猫だったのに、もうすっかり大人猫。 実家に帰るととくに母は嬉しそうに色々話してくれます。その中で、父が声を上げて泣いてたとい…

フィクションを受け付けない

柳美里さんのエッセイを読んでいたら、2010年3月11日のことが出てきて、「この日以来小説も映画も一切のフィクションを受け付けなくなった」とありました。 私は辛いときこそ本や映画といったフィクションに逃げていたけれど、ターのことがあってから、やっ…

NHKスペシャル

6月13日日曜に、NHKスペシャルで「若者たちに死を選ばせない」という放送をしていました。 リアルタイムでは見られず、タイムシフトで見たのですが、見てよかったです。 ターは35歳で亡くなったので、今回の番組の若者の定義にはあてはまってなかったけれど…

親から受け継ぐもの

久々にメンタリストdaigoさんのYoutubeを見ました。(ターがいなくなってからこの手の動画に興味ゼロになっていたのですが…だいぶ以前の心境に…自己啓発とか意識改革とかに興味があったころの自分に戻ってきたのかも) まあ、やっぱりターのことに関連がある…

海外一人旅

自分が20代の頃、うっすら消えたいなあと思っていて、そういうときは海外一人旅をしていた気がします。 この頃は海外に行けないし、猫たちと暮らすようになってから旅したい気持ちもだいぶ落ちついてしまってるけれど、色々あったし、そろそろ、また、どこか…

写経…すべき?

Amazonで何か参考になる本、これから支えになる本って探していたら、桜井識子さんという方の本が気になりました。 気になった本はまず作者さんのことをネットで調べたり、ブログがないか見たりしてしまいます。(私は貧乏性なのですぐに本を購入というのがで…

自死は誰にでも起こる

この話、前もしたかもしれませんが、また気になるので書かせていただきます。 以前、家族の中に自死したという人の話を聞いたら、「借金とかあったのかな?」「子ども時代、何かトラブルがあったのかな?」なんてことを思ってました。 周りに自死した人とい…

噂話

ターのことがあってから、自死は遠い世界のことではなくなりました。 それと同様に、映画や本の中の事件を見聞きしても有り得ると思うようになった、実際の世界の行方不明になる人も、事件に巻き込まれる人も、自分や家族に関わることだったかもしれないと思…

赦す

ターのこと以来変わったことがあります。 それは、人を裁かない・赦したいという気持ちが強くなったこと。(残念ながら「赦せるようになった」とは言えないのですが!) 新聞やニュースで大麻とか飲酒で身を滅ぼす人のことを見聞きすると「自業自得、自分で…

「家庭の医学」と海外

大人になってからすごく生きづらそうだったターに比べて、自分自身は小学校・中学校あたりがものすごくきつかったです。 いじめがあったとかではないのですが、先生という権威とか、みんなで一緒にしなければいけない時間割とか、つまりは集団生活が苦手だっ…

何て声をかけただろう

何度も何度も考えることだけど、ターがもしあのとき相談してくれていたら。 死にたいくらい追い詰められていると打ち明けてくれたら。 何て答えただろう? 何ができただろう? よくよく思い出してみると、ターは冗談交じりに「生まれてきてよかったなんて思…

偏見

自殺・自死と聞くと、「小さい頃の心の傷があったのかな」とか「経済的に何かあったのかな」「何か悪いことでもしちゃって罪悪感があったのかな」なんて思ってしまっていた。 けれども、ターがそうなって、恵まれた環境であっても自殺は起こることを思い知ら…

テレフォン人生相談

「テレフォン人生相談」というラジオ番組が好きで、たまに仕事をしながら聞いている。 先日聞いたのは「借金グセが治らない息子」のお母さんからのお悩みだった。 パチンコから抜け出せず、遂には会社のお金に手を付けて解雇されてしまったそうだ。 息子さん…

ターが亡くなってからというわけではなく、もともとふと、深夜目が覚めることがある。 霊感はないけれど、なんとなく人の気配を感じたり怖い話を思い出したりしてしまい、慌てて目をつむる。 けれど、ターが亡くなってからは目が覚めると、 「ターかな?!何…

気にかけてほしい

「いのちの電話」というのがあるけれどなかなかつながらず問題視されているというニュースを聞いた。 死を望む人がそんなところに思い返すように電話するとは思えないけれど、そうなる前に相談できるところがあるというのはいいことなのかもしれない。 「赤…

自己犠牲

前もそうだったのだけど、施設で看護師として働く母の仕事の仕方がおかしい。 必要書類が処分されていたとかでその作り直しがあるらしく、7日間連続勤務。 そもそもどっかのアホが処分してしまったという尻ぬぐいのために、なんで母が駆り出されるんだと怒っ…

換気と掃除

ターのできなかったことというと思い浮かぶのは「掃除」! とにかく片付けができなかった。 姉の私はミニマリストどころか必要なモノすらもない感じなのに、モノをため込む気質の母に似たのか、ターはとにかく片付けができずムダが多かったです。 片づけられ…

筋トレ

「筋トレはやっただけ効果が見えるから好き!」 そんなことを言っていたのは、亡くなる1か月前の6月くらいだっただろうか。 今年に入ってからターはやたらと筋トレをするようになり、プロテインをがぶ飲みしていた。 ひどいときには、玉子の白身だけでつくっ…