私の実家は猫飼いです。
もともと猫好きだったわけじゃなく、動物研究をしていた叔父の影響をもろに受けた私が、拾ってきたり餌付けしちゃったりして、無理やり飼うという流れなのですけど、これまでに3匹＋現在3匹の猫と一緒にいます。
だからこれまで何度も猫たちとのお別れは経験してきたのですが、やっぱり最初の猫とのお別れは切なかったです。
私は当時18歳で、上京する直前に亡くなったのですが、その後10年くらいは話す度に涙していました。
こちらのキジトラが初代猫。
20年も前の時代の元野良ですが、12歳まで頑張ってくれました。
だから、ターがいなくなったときに「次に誰か家族がいなくなってもこんなにキツイことはないだろう」と思ってたのだけど…そうでもないですね💦
先日、父の具合が悪くなったとき、万が一のことを考えてしまったのですが、ターを、弟を亡くすのとはまた違う次元で切なさがこみ上げるものだと知りました。
幸せだった家族の時間がどんどん遠くへ行ってしまう感覚になりました。
そういえば、「親を亡くすことは過去を失うこと。子を亡くすことは未来を失うこと」と聞いたことがあります。
亡くした人それぞれに分類と役割があるから、やっぱり家族の喪失は慣れるものじゃないですよね。
いずれは両親を看取らないといけないけれど、ターを亡くしてすぐ父までとなったらあまりにひどすぎる。
別れに慣れなんてないけれど、あと10年、せめてあと5年は時間がありますようにと願うばかりです。
