「存在のない子供たち」という映画を見ました。
これ見ようと決めたわけじゃないけれど、なんとなく仄暗い映画が好きで、ザッピングしてたらおすすめに出てきたので、という理由なのですが💦
まー、格差の激しい国のさらに貧しい家庭ということで親がアホすぎて子どもが救いようないという内容で…親にイライラしながら見進めていきました。
そして、やっぱりターのことを思い出してしまう。
「ターにこういう映画見たことあるか聞いてみたい」という思いと、「こんな環境からしたら、うちなんて天国なのに。全部をかけて子どもファーストの家だったのに、何が不満だったんだよ」という思いと。
でも、貧困とか社会とかということとは別次元だったのですよね。
よく、「日本みたいな豊かな国でなぜ自死が多いの?」という質問があるというけれど、豊かになればなったぶん、別の問題が出てきて、その問題は決して貧困よりマシだなんて言えないもの。
マズローの欲求階層…あれって、「生理的欲求」と「安全の欲求」が満たされたらなんとか生きていけるという意味かと思ってたのですが、「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現欲求」はなくても大丈夫というわけではないのでしょうね。(←今までそんなに深く考えたことなかった人の発想だな…)
でも、ターは、もしどこか全然違う国で生理的欲求と安全の欲求に飢えて生きるような境遇だったら、目の前のことに必死で、どうにかして生きてたかなあ、でもそれもまた辛い…なんて考えてしまいます。
そんなことを思ってたら、途中から筋がわからなくなってしまいました。
いい映画だったので、もう一度見直しました。