ある雑誌を読んでいたら、とある作家さんだったか女優さんの文章が載ってました。
「生きるって楽しみだけではないもの。苦しみも悲しみもある。だけど、それを味わい尽くしてこそ人生の深みが出てきます。そして味わい尽くしたら手放せばいい」
っか~~~~、オメデタイ人生送ってきたんだね、あんた!
ああそうだ、会社でちょっとやなことがあった、仕事ミスった、人間関係がこじれた…そういうことで悩んでた自分というのも経験してきたので、その気持ちはわからないでもない。
当時の自分ならそうだよねと励まされたかもしれない。
だけど、「手放せない悲しみや苦しみはどうしたらいいんだい?」
まあ、この作家さんが悪いわけではないし、そもそもファッション誌だからそんな重いテーマは書けないのかもしれないけれど、自死遺族となってしまった私はそう思ってしまいました。
ひとり時間を大事にするとかポジティブなオーラとかぺらぺらした言葉ではない慰めが欲しいんです、私たちは。