ちょこっとだけ実家に寄ってきました。
こちらの猫は、ターが亡くなる2週間前に大通りから救出した子です。当時は2か月半の子猫だったのに、もうすっかり大人猫。
実家に帰るととくに母は嬉しそうに色々話してくれます。その中で、父が声を上げて泣いてたということを湿った声で教えてくれました。
私は、父のそんな姿を見たことはありません。
父は、私が帰宅するとターのことは話さず、話すとしたら「しょうがない」「一番いけないことをやった」「すぐカッとなる性格がいけなかった」と、ターのことを非難するようなことばかりだったけれど、やっぱり苦しくて、残念で、切ないんですよね。
自死遺族の何が辛いって、家族を亡くしたことはもちろん、家族の悲しむ姿を見ることだと思います。
そして、あんなに可愛がってくれたのに、大事にしてもらっていたのに。なんでだよ!!!姉はやっぱりターに腹立たしさを感じてしまうのです。
40年生きてて、私だってもう死んじゃおうかなと思うことは何度かあったけれど、運よくいままで生きてこれました。
この家族の苦しみを知ったら絶対親がいるうちは死ねないと、ましてや自分で終わらせるなんて考えることすらできなかったはずです。
親の号泣する姿を想像できなかったかなあ、なんとかならなかったかなあ。でも、そこまで追い詰められてしまったなら可哀そうだった…それに、姉なのに何も助けられなかった。不甲斐ない。
ターに対して腹立たしいと同時に、どうにか自分が止められなかったかと、また「なんでどうして、たられば」のループにはまってしまいます。
それにしても、親の悲しむ姿というのは…辛い。