子の寝かしつけをしてたら、直前までバタバタしていた子の心臓のドキドキが手に伝わってきました。
おー元気に生きてるなあ。
と、思うと同時にやっぱりターのことが浮かびました。
ターの亡くなった直後、両親は警察の方と話をしていました。
「手を取ったら冷たかったから、こりゃだめだと思ったんでねえ」
「あ、脈を取られたんですね?」
「いや、手を取っただけで脈は取ってなかったけど、冷たかったからね…」
父はそんな風に警察の方と話していました。
母が大騒ぎしていることで後から駆け付けたという父ですが、実はベッドで目が覚めたときに「ターはもう起きてこないかもしれないと思った」そうです。
それが現実になってしまったときの、ターの手が冷たくなってしまったのを感じたときの父の気持ちを考えると、涙が止まりません。
ばかやろうだ、まったく。