コロナとは言っても、これからクリスマスやお正月も、さらには自分の誕生日もあるけれど、ターがいないんだから、何がめでたいものか。
イベントとか、賑やかな雰囲気を見聞きすることすら苦痛に感じる。
けれど、実家に帰ると、玄関がハロウィン仕様になっていた。
玄関も、家も、庭も、ターがいたときとほとんど変わらず、荒れることもない。
息子を亡くしてどんなに辛いかと思うのに、ふさぎ込むこともなく居場所を心地よく整えてくれる両親には感謝と、尊敬の念が深まるばかり。
多分一生もう「おめでとう」なんて言いたい気分にはならないと思うけれど、せめて季節を楽しめるくらいまで回復したい。
まだまだ毎日涙は出るけれど、ターは見えないけれどきっと一緒にいると信じている。