わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

悲しいけれど幸せ

だいたい6時半前後に起きて、朝の支度。8時に夫を送り出してから洗濯や掃除をして、9時過ぎにベビーカーを押しながら買い物へ。「CMでやってたあのラーメンを買おう!」なんて思いながら、無事購入。帰宅してLINEの返信などをした後は、在宅作業を開始。17…

統一教会なんてもんじゃない

お盆に坊主が来て、納骨されていないターのお骨を見て「お兄ちゃん、どこ行ったらいいか困ってるねえ」と言ったそうな。 骨になったら即納骨という常識でがんじがらめになった思考回路のない坊主め。子を亡くした親の気持ちなんてわからないんだろう。 寺を…

当てつけたかった

テレフォン人生相談で、大原敬子先生が不登校に悩むお子さんのお母さんへのアドバイスで、「お子さんへの愛情を伝えるにはずっとべったり一緒にいる必要はないよ。時間は短くても一緒にご飯を食べる。半分こしようと言って分ける。あなたがいるから頑張れる…

鈍感すぎる

よくよく考えると、わたしの曽祖父、大叔母は自死だったし、ちょっと遠縁の親戚はアルコール中毒からきた病気で亡くなっています。ふと夫に、まわりや親戚知人にそういう人がいないか聞くと「いない」と一言。 ふーんそうかとちょっと不完全燃焼みたいな気持…

妙な腹の据え方

<小さな子どもの死という内容なので不快に思われそうな方はお読みいただかないようお願いします> ターは、小さいころは怖いものなしで生きることが楽しくて仕方ないようで、姉から見ても眩しい存在でした。それが、思春期、物事が少しわけるようになってき…

何でも話せる

ターが亡くなってからメンタルヘルスの診断表を見たら、「家族や身近になんでも話せる人がいる・周囲のケアがある」が著しく低くて、寂しさに追い打ちをかけられました。 「家族だから」なんでも打ち明けられるなんてありっこない。家族だから心配かけたくな…

虚栄心

母は、虚栄心が強いと思います。ふと出てきた5月にとった夫家族とのお宮参りの集合写真。きれいに着飾り、化粧も上手で満面の笑顔。 虚栄心は悪いことじゃなく向上心でもあるから、悪いことじゃないとわたしは思います。 でも、息子が自死して砕かれてしまっ…

サイン

ターが自死した直接の原因はウツではなかったかもしれない。だけど、もう10年も前に発症したウツが影を落としていたような気もする…というぼんやりした理由から、ターの死後に鬱病について探るようになりました。 ウツだったかもしれない。いや、それでも楽…

【読書】おサケについてのまじめな話

西原理恵子さんという漫画家さんが好きで、最近またハマって色々読むようになりました。その一環で見つけた本「おサケについてのまじめな話」。 西原さんのご主人鴨志田さん・通称カモちゃんはアル中とがんで亡くなった方です。その体験談というか、自分みた…

お盆か

ターがいない二度目のお盆。 ご先祖様を迎えたり送ったりしていたお盆は幸せな時間だったんだなと気付きます。 いまが幸せじゃないわけじゃないけど、寂しい。

両さん

ターの小学校からの友人で「リョウさん」と呼ばれている子がいます。地方では珍しい帰国子女だし、頭もいいし、なんだか細かいことを気にしない豪快さがこち亀の両さんぽいなーと思って、あんまり話したことはないにもかかわらず、好きなターの友人の一人で…

幼馴染M

ちょうど実家に帰省中、ターとわたしの共通の幼馴染Mが来てくれました。 土曜というと一緒にお昼を食べて、学校から帰るとずっと一緒に遊んでいた仲なので、顔を見ると兄弟みたいな感じがするというか。夫のことすら呼び捨てにはしないわたしが唯一呼び捨て…

苦しみを遺族に転嫁するだけ

ターが自死したと聞いたとき、警察の方に「他殺の可能性はないですか?絶対に?」と詰問してしまいました。 今でこそ他殺ならではの苦しみというのはあるとわかるのですが、あの時はもう自殺ということを認めたくなかった…というのも、自殺だったらずっと「…

親目線兄弟目線

母と一緒に子どもの通院に行ったら、偶然ターの高校野球部時代の友人に会いました。 まだ生まれたばかりという双子ちゃんを奥さんと一人ずつ抱っこして大変そうだったのに、母を見て「ター君のお母さんだと思って。野球部でお世話になった●●です!」とわざわ…

弟を亡くしたお姉さんのブログ

弟を亡くしたお姉さんのブログを見つけました。 kazeninarukumoninaru.blog.fc2.com そういうブログはいくつかあるけれど、日付を見ると2014年に亡くなられているらしく、当時から書かれているのにこれまで読んだことがなくて、偶然最近になってやっと出会え…

ツイッターアカウント

こんな散り散りな内容のブログですが、同じような経験をされた方から「ずっと読んでました」「同じような体験をして頷きながら読んでます」と言っていただくこともあります。 はてなブログってログインしないとコメントできないようなので、もっとコンタクト…

その瞬間

恨んでるわけじゃないけど、ターが亡くなったと聞いたときに夫は仕事を抜けられないからと一緒に実家に来てくれませんでした。仕方ないけれど寂しかった。。。 一方で、「こんなことがあって今から電車で帰る」と話したら間髪入れず「とりあえずストップして…