2020-10-01から1ヶ月間の記事一覧
母が、ターの野球仲間のお母さんにばったり行き会ったそうだ。 「友達同士で会うと、必ずター君の話になる。俺たちがいたのになって言ってるんだって…」 亡くなって3カ月半。 もうみんないい大人で、親や夫になっている子も多く、それぞれの生活があるにもか…
コロナとは言っても、これからクリスマスやお正月も、さらには自分の誕生日もあるけれど、ターがいないんだから、何がめでたいものか。 イベントとか、賑やかな雰囲気を見聞きすることすら苦痛に感じる。 けれど、実家に帰ると、玄関がハロウィン仕様になっ…
ターが好きだった花輪和一さんの「刑務所の中」を読み返している。 「甘いものを濃い紅茶を飲みながら一日かけて食べたい」とか、「春雨がたくさん入っているからビューだよ」という表現とか、作業所で回収役をしている人の口癖の「それじゃ様」のこととか… …
ターが亡くなったその日は火曜日で、いつも通り出勤するはずだったので、母はお弁当を用意していた。 予定の時間になっても起きてこないターを見にいき、おかしな場所で寝ているなあと思って中に入ってよく見たら、ターはもう冷たくなっていたそうだ。 看護…
気に入ってた服、何年も使っていた下着、5年以上お世話になった自転車… 最近、身の回りのモノが一気に寿命を迎えている。 誰かの名言だったか、「重大な喪失を経験したときはもう、それは戻ってこないのだから、新しい自分になるしかない」という言葉を聞い…
ターが亡くなってからというわけではなく、もともとふと、深夜目が覚めることがある。 霊感はないけれど、なんとなく人の気配を感じたり怖い話を思い出したりしてしまい、慌てて目をつむる。 けれど、ターが亡くなってからは目が覚めると、 「ターかな?!何…
すみません、今日のブログはただの愚痴になりますので、苦手な方はスルーください(あれ?いつも?) 久々の友人から私にLINEが来たと思ったら、実務的な連絡^^; しかも、情報を教えたら連絡ナシ…うーん、ドライだ! 身内を亡くした人、さらには自死で亡…
「 話尽山雲海月情」。 不勉強な私は初めて知ったのだけど、禅の有名な言葉で「かたりつくす さんうんかいげつのじょう」と読むらしい。 今月の茶道のお稽古にうかがったときに掛け軸に書かれていた言葉だった。 すべてをさらけ出して語り合う様子を示してい…
先日、ターの幼馴染が10年ちょっと前の写真を送ってきてくれた。 10年ちょっと前というと、最初に勤めていたところを辞めて次のステップに向かおうとするところ、まだ大きな挫折をする前のことだ。 もちろんまだそんなに太ってはいない…どころか当時はほっそ…
自死遺族の方、とくにお子さんを亡くされた方たちのお話を聞いたり、Twitterで拝見している。 「厳しく育て過ぎたのかな」 「放任すぎた、本人に任せすぎてしまったかな」 「もっと自分が恵まれている環境だと思わせる教育をしていたら」 「何でもやりたいこ…
母はターが亡くなった朝、「ターが死んじゃった、どうしようどうしよう」と取り乱していたにもかかわらず、「お姉ちゃん、帰ってこれる?」と私の都合を気にかけてくれた。 「お姉ちゃん、早く帰ってきて!」でいいのに…。 父は、ターが亡くなって涙もろくな…
「願いを紙や手帳に書くと叶う!」「書くと思考が整理される」「自分の好きなことやモノを書いておくと自分を知れる」なんてことを聞いてから、今日のTo doリストから将来こうあってほしいという長期的なものまで何でもメモするようになった。 ターの遺して…
親子、友情、先生と生徒ものの「泣ける」と言われる映画や小説は好きだけど、恋愛ものの映画や音楽が苦手だ。(恋愛小説に至っては読むことすらない!) 恋人って所詮他人だし、いつ相手が裏切るかもわからないから、泣ける恋愛ものの映画を見てもどこか遠い…
2020年7月に三浦春馬さん、9月には竹内結子さんの自死。 以前だったら「やっぱり芸能界って闇があるんだろうなあ」なんて思ってたと思う。 これまでも芸能人や作家の方って自死が多いなあ、考えすぎちゃうのかなあ、なんて思っていた。 有名人の自死のニュー…
夜暗いところを散歩していると、お店の明かりが消えていて視覚が限られるせいか虫の声はいよいよはっきりと聞こえてくる。 「自分のほかにも生きてるものがいる」この感覚が最近やたらと強くなり、夜道を怖いと思うことがなくなった。 これまでは夜道を歩い…
ターの日記の一番後ろのページに、「遺書」と書かれたページがあった。 「やりたいことをさせてもらえて、いい人と出会えて自分は恵まれている。でも、もっともっとと思ってしまうし、人と比べてしまう。そんな自分が嫌いだ」 そんな内容が書かれていた。 恐…
私の最近の気持ちについて「友人をうんざりさせたくない」と書いていて思ったのだけど、ふと冷静になって思い返してみると、ターも同じ気持ちだったんじゃないかということに気づいた。 私たち遺族としては、「なんで相談してくれなかったんだよ」「一言言っ…
「いのちの電話」というのがあるけれどなかなかつながらず問題視されているというニュースを聞いた。 死を望む人がそんなところに思い返すように電話するとは思えないけれど、そうなる前に相談できるところがあるというのはいいことなのかもしれない。 「赤…
ターが亡くなったあと、部屋の掃除をしていたら何冊かの日記が出てきた。 といっても、どの日記も数日あるいは一日だけのものもあって、日記というか走り書きといった感じだ。 内容は、高校時代の野球に対する気持ちのこともあったけれど、社会人になってか…
「別れに苦しむあなたへ」。 著者は「ゲイの精神科医トニー」さん。 彼との出会いはTwitterで、表示され、その方の一言ひとことが気になり、葬儀屋Youtuberさんの投稿でも紹介されていた。 今年2020年の7月に発売という弟の死に合わせたかのようなタイミング…
ちょっと前までは弟が自分で死んでしまったということに、悲しくてやりきれなくて、後悔の念を抱いていたけれど、最近は弟がいないことが寂しい。 自死云々じゃなくて、この世にはいないんだなと思って、日中一人で仕事をしているとうわーっとなる。 母の言…
前もそうだったのだけど、施設で看護師として働く母の仕事の仕方がおかしい。 必要書類が処分されていたとかでその作り直しがあるらしく、7日間連続勤務。 そもそもどっかのアホが処分してしまったという尻ぬぐいのために、なんで母が駆り出されるんだと怒っ…
お彼岸の最終日に、半年ぶりかもっと久々のお墓参りに行ってきた。 父はちょいちょい墓参り、お寺への参拝をしているので母と2人で訪問。 「本当ならターが行かないといけないのに」 ターの愛用していたリュックに荷物を詰めて、2人で往復20分ちょっとの道を…