わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧

臓器移植

確か私が20才くらいのときだったと思いますが、当時私は社会福祉や世界平和にものすごく燃えてました。(今でもその名残はあるけど、当時は妄信的だった^^;) それで、自分が脳死になったら臓器提供をしてほしいと思い、両親に署名を頼んだら母に猛反対さ…

夢ってなんだろう

妊娠して以来ずっと出てこなかったのですが、久々にターが夢に出てきてくれました。 1日目は、最近のやたらでっかくなってしまった姿で、ずっとむっとした状態。2日目の今日は、父、私、ターで寝ていて(不思議なことに母はいなかった)、ターが寝ぼけて「…

曇りが辛い

冬といえば灰色の空という地域で生まれ育ったので、灰色の空とか、雨とか曇りといったお天気は嫌いじゃないです。 ただ、気圧のせいなのでしょうか、雨の降る前というのはなんだか必要以上に気持ちが落ちる気がします。 大好きな紅茶を淹れてみたり、甘いも…

【読書】風は西から

村山由佳さんの「風は西から」を読みました。ブラック企業と名高い某居酒屋チェーンの過労死をもとに、自死してしまう主人公とその婚約者、両親を軸に会社との闘いや心情を描いた作品です。 ずっと読みたいと思っていたけれど、仕事や友人にも恵まれていたけ…

【読書】夜がどれほど暗くても

中山七里(なかやましちり)さんという方の「夜がどれほど暗くても」を読みました。 あらすじは、息子がストーカーを働き、相手を殺害し自死したという疑いがかけられ、その後の加害者遺族を主軸に相手の遺族とのやりとりや殺人犯の親として社会から向けられ…

30年越しの涙

最近実家に帰ったら、夕食時父から私も母も知らなかった話を聞きました。 まだターが幼稚園に上がるかどうかというときに、駅前の喫茶店に行き、ターにはココアを頼んだそうです。それが熱いものとは知らないターは、ごくっと飲み込んでしまい大変な騒ぎだっ…

不登校の根源は家庭?

とあるYoutuberさんの動画を見ていたら、不登校の話をしていました。彼は鬱病を患い、カウンセラーとのコミュニケーションがあるとのこと。そのカウンセリングの際に、「不登校の原因の95%、99%と言ってもいいかもしれないけれど、原因は家庭。家…

武器をかき集める

大江健三郎の「あいまいな日本の私」を読んでます。 大江さんの本は何度も読み始めては挫折してましたが、このエッセイは比較的読みやすかったかな…。(あくまで比較的、です。エッセイという割には読みづらいです) その中にフランスの哲学者シモーヌ・ヴェ…

ターの服

服、靴、バッグなどファッション大好きだったター。遺したものもそりゃ大量にあります。Tシャツとか夏物やリュックは結構もらってきたけれど、それでもまだある服がだめになるまで買わない私には理解できないほど、新品同様の服もたくさんあって、冬服の一部…

つるとんたん

軽井沢にもちょっと高級なおうどん屋さん「つるとんたん」ができたというニュースを見ました。軽井沢は私の住む地域からも1時間ほどで行けるまあまあ近場。行ってみたいな。 というのも、「つるとんたん」はターとの思い出の場所でもあるからです。私が台湾…

「ターがいたよ」

オットが、「ターがいたよ」と、スイーツを買ってきてくれました。 このプラカップにある男の子のイラストが、私の描くターに似ていたそうです。 こちらが、私が描いたター。去年の2月に描いたものです…って、まだ去年は生きていたんだなあ。当時はこんなこ…

アン王女

紅茶が大好きなので、たまに紅茶に関する本を読みます。(一周忌を迎えるまでは、趣味の本なんかもう開く気にならなかったけれど、回復していった自分を褒めたい!) さて、この日読んだのは「図説 英国ティーカップの歴史」という本。Cha Teaという東京のセ…

マイナス思考

もともと瞬間沸騰機の私は、スマホしながら運転してる人を見ると「こらー!お前みたいなやつは運転すんな!」と毒づいていました。(もちろん心の中だけで) でも、最近はスマホ運転している人を見ても前ほどイライラしなくなった気がします。それどころか、…

【読書】「自死自殺」についての本まとめ

ツイッターの自死遺族の方と、参考になった本は何かという話題になったのでまとめてみました。 先日の記事にも書いたように哲学書が参考になったという方もいるかもしれませんが、私としてはやっぱりどうしても当事者でない著書というのは距離を感じてしまい…