わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

テレフォン人生相談

「テレフォン人生相談」というラジオ番組が好きで、たまに仕事をしながら聞いている。 先日聞いたのは「借金グセが治らない息子」のお母さんからのお悩みだった。 パチンコから抜け出せず、遂には会社のお金に手を付けて解雇されてしまったそうだ。 息子さん…

ためこまない

珍しく仕事が忙しくて、お昼の30分以外ほとんどPCから離れられなかった。 手も、頭もフル回転! 意識の深い所ではずっとターのことを考えながらも、目の前に降ってくる仕事に振り回されて、気づくともう18時。 そろそろ終了にするかーと思って顔を上げたら…

日常の笑い

Go to Eatのクーポン販売が始まったので、販売場所である郵便局へ。 が、手持ちのお金が足らず「また来ます」と言って二度目の訪問になってしまった、恥ずかしい^^; そんなことがあったせいか話しやすそうなキャラと思われたのかもしれない。 クーポンを…

大波

ちょっと前までは毎日ターのことを書き連ねないと気が済まなかったけれど、最近は2~3日に一度でも落ち着いていられるようになった。 でも、だからと言ってターのことを考えない日はなくて、朝目が覚める前に思うことはいつも「ターはいないのか」とか「ター…

ボランティア仲間

「結婚記念日おめでとう!」 ボランティア仲間からお祝いとともに、かわいいスイーツとお手紙をいただいた。 仲間ではあったけれど、プレゼント交換をしたりお互いのお祝いをし合う仲ではないのでちょっと戸惑っていたら、 「ター姐さん(私のことです)、今…

マザーレタープロジェクト

「マザーレタープロジェクト」というのがある。 刑務所の中の人が社会と繋がれるように、塀の外にいる人との文通を行う、NPO主催のプロジェクトだ。 私はそれに参加していて、もう1年近く見ず知らずの塀の中の方からお手紙をやりとりしているのだけど、当然…

片方

仕事の発注元さんからお褒めの言葉をいただいた。 人間は褒め言葉をもらうというのは金銭をもらうのと同等かそれ以上の価値があると認識されるらしい。 好きなこととはいえ、苦労して作業したことや作品が評価されるのは自分の存在を認められた感じがしてや…

スポーツ少年

ターの小学生のときの写真と、大学のときの写真を手帳に入れて持ち歩いている。 日替わりで大人のター、子どもの頃のターを眺めているけれど、とくに小学生の頃のターの顔を見ていると、こんなことになるなんて今でも信じられない。 いつも写真の真ん中にい…

帰省

帰省の楽しみは、両親がつくってくれた「おうちごはん」を食べることと、猫たちに会うこと。 そして何より、ターと話すことだった。 最近ネットで見た面白い情報やニュースへのそれぞれの見解を話すといった他愛もないことだけど、ターの新鮮なセンスが大好…

おべっか

誰にも内緒で母の職場に行ってきた。 母はパート採用でお手伝いしてほしい程度という話だったのに、看護師業務以外にもなぜか書類作成まで任されることが多く、休日出勤。 しかも、他のスタッフは「頑張って」「ありがとう」とは言うだけで手伝ってはくれな…

バイデンさん

ターがいなくなってから、誰が総理大臣になろうが、アメリカの大統領になろうかどうでもいいと思ってたけれど、見事アメリカの大統領となったバイデンさんのニュースを聞いていてはっとした。 前の奥さんとお嬢さんを交通事故で、息子さんを病気で亡くされて…

先祖代々

実家では曾祖父、祖父がとくに頑張ってくれたおかげで、土地や家を貸している。 といっても良かったのは祖父の代くらいまでで、その後は相続税は高額だし、貸家のリフォーム代やメンテナンス代も馬鹿にならないので、さあどうしようかというところ…。 今は父…

ぶり返し

ターが亡くなる前日は、クローン病のための定期通院の日だった。 朝早くにちょこっとご飯をつまんで、「書類どこだっけ」などと言いながら病院へ行き、いつも通り診療を受け、次回の予約まで終えて。 そして、13時36分にスマホに遺書を残したらしい。 14時過…

手紙

自死遺族になり、2カ月くらいほどはパニックで沈黙が怖くてひたすら色んな友人に電話したりLINEで相手をしてもらっていた。 それが、沈黙恐怖の期間が過ぎてこちらが連絡をしなくなると、ぱたりと連絡がなくなった。 友人たちもどう声をかけたらいいのか分か…

父親と、弟の住民票や戸籍謄本などの書類を取りに市役所へ。 運動もかねて歩いていったのだけど、途中父が転んでしまい、手から流血。 「ちょっと急ごうとしたら足が上がらなかった」らしい。 数年前に、横断歩道で慌てて転んでしまい、顎から着地したことも…

「職場の教養」

どこで最初に見かけたかは覚えていないけれど、「職場の教養」という冊子が、結構好きだ。 内容は、松下幸之助さんの言っているような仕事への心構えにちょっと似ているけれど、もっと簡単に真似できそうなもの…例えば、「人に先んじて挨拶しましょう」「大…

お弁当

私が生まれる前に亡くなってしまった父方の祖母は、父が27歳のとき、両親の結婚式の2週間前に亡くなったらしい。 お昼ごろ脳溢血でパタンと座り込んだと思ったらもう、そこで命は終わっていたそうだ。 仕事から呼び戻された父は、母が朝のうちにつくってくれ…