どこで最初に見かけたかは覚えていないけれど、「職場の教養」という冊子が、結構好きだ。
内容は、松下幸之助さんの言っているような仕事への心構えにちょっと似ているけれど、もっと簡単に真似できそうなもの…例えば、「人に先んじて挨拶しましょう」「大丈夫かなと思ったら声をかけてみよう」「先延ばしにしない」というような、仕事だけでなく日常の心構えが1ページずつテーマを変えて掲載されている。
ターが最後にお世話になっていた会社では、これを毎朝朝礼で読み合わせをしていたそうだ。
司会の方が、「では、○○さんお願いします」と言う。
○○さんが、「はい」と答えて、前に進みでて、一呼吸置いてから、「人に先んじて挨拶しましょう。この言葉は……」という感じに進めていくらしい。
なんでそんな詳細を知っているかと言うと、どういう流れだったか忘れたけれど、「僕たちの職場、職場の教養の読み合わせしてるんだよー!こんな風に…」と細かく教えてくれたからだ。
いい会社なんだろうなと思った。
事実、職を転々としたターだったけれど、最後のこの職場は人がいいから続けたいと言っていた。
最近、近所の郵便局に出かけたら、ご自由にどうぞのコーナーに「職場の教養」が置いてあったのでいただいてきた。
薄い冊子なので、すぐに読み切ってしまったけれど、なんとなくしばらく手元に置いておこうと思う。