アンパンマンのマーチという歌は、やなせたかしさんが戦争で亡くなった弟さんを思って作詞されたと聞いてます。
その中に「そうだ 嬉しいんだ生きるよろこび たとえ胸の傷が痛んでも」という部分があります。これまで、胸の傷=外傷と思っていたのですが、もしかしたら胸が痛むような心の傷かもしれないな、とふと思いました。
そうするとそうか、胸の傷が痛むようなことがあっても、よろこびを感じてもいいんだなあというか、どちらも両立するものなんだなということまで思いが及び、なんだかアンパンマンに励まされた日になりました。
まあ、やなせさんの意図とは違うかもしれないけれど、「絶望の隣に座っていたのは希望」という内容の詩もつくられているくらいだから、きっと絶望した人の心を救いたいと思われていた人だったのだろうな。