永野芽郁さん主演の映画「マイ・ブロークン・マリコ」を見ました。
今はやり?のシスターフッドというか女の友情をベースに展開される話です。
友人のマリコの飛び降り自殺から始まる話なので最初から気持ちは落ちますが、まあそれは予告で知っていたので折り込み済といったところでしょうか。
正直なところ、別に自死遺族が励まされるとかの話ではないかな、と思いました。
そして案の定というべきか、この亡くなったマリコちゃん。
親から虐待を受けていて正常な家庭で育った子ではないんですよね。
家みたいに、ごくごく普通の家庭で育っていても自死ってあるのに、やっぱり自死=異常な家庭と思われてしまうんじゃないかとちょっと心配になりました。
それにしても、永野さんってもっとおバカというか能天気な役柄ばっかりというイメージでしたが、この映画では友情ゆえのぶっ壊れた役を演じられていて好きになりました。
そして、この映画の中での箸休めなんだけど重要な役割を果たす窪田正孝さんの雰囲気もマッチしてました。
「考えたんだけど、もう会えない人に会うには自分が生きてるしかないんじゃないでしょうか」という台詞をとつとつと、でも心に響くように言える役者さん、素敵です。
自死が描かれているけれど、この作品のテーマはあくまでシスターフッドであって自死遺族に向けた作品ではないと思うのですが、生死を扱う作品としては見応えがあるなと思いました。
[blog:g:10257846132634017433:banner]
[blog:g:10328749687176925910:banner]
[blog:g:10328537792365079395:banner]