またまた「テレフォン人生相談」より。
とあるご家庭で、娘さんは統合失調症、息子さんは不登校になってしまったけれど、家族仲はよく、夫婦仲も非常によいというパターンがありました。
「でもそれじゃあなぜ、お子さんたちがそうなったかというのが説明つかないですよね?」という加藤諦三先生。
統合失調症は病気なのだし、家庭円満でも不登校なんて起こるものだろうに、なんで先生はこんなことを言うのだろう?ちょっとひどくない?と思ってたのですが…
諦三先生、見事、原因(の一端)を探し当てていました。
その原因とは「家庭が一番安全、世の中は理不尽なことばかり」という洗脳を与えてしまったこと。
外は怖いから、信用できないからと子どもたちを知らず知らず閉じ込めてしまってたようなんです。(そして、アドバイスとしては子どもたちに干渉しない、口出ししない、離れなさいとのこと)
…うーん、でも、これってうちもそうだった気がします。
「何も挑戦なんてしないでコツコツ生きるのが一番」「地元にずっといるのが一番」「みんな仲良くなんてできない」「理想なんて叶わない」言葉で、行動でそう示されてきました。
でも、両親を批判なんてできません。すべて私たちのためを思って注意警告してくれたのだから。
私は両親のそんな考えが嫌でしたが、決して家のことが嫌いにはならず、それどころか結局戻るところは家というくらいお家大好きでした。
ターも、何かあると家に帰ってきてました。両親のことが大好きな子だった。
親と考えが合わなくても、両親のことが好きで家が最高と思っていたのだから、家庭教育としては最高と言ってもいいのだろうに。
完璧な家庭なんてないです。
どうやったって歪みはあるもんだと思います。そこを正してくのが子=後進の役目だろうと思います。
このラジオの娘・息子さんたちも、ターも、もっと思い切って好き放題やっていいのになあと万年フリーターな放蕩娘な私は思うのでした。