ターが生きてたら。
きっとあの状態じゃ仕事も辞めてただろうから、家にきてちょっと家事とか仕事手伝ってもらって、散歩なんかに出かけて。
たまにボランティアに一緒に出掛けて、「さすが男手があると違うね」なんて言われて得意になってそう( ´艸`)
近所の友人と一緒にカレーも食べにいっただろうし、図書館や本屋にも行って、日帰り温泉に寄って。
要は、私の日常を見て体験して、
「あー、こんなゆるく生きてもいいんだなー」と思ってもらえたんじゃないかなと思うのです。
現に、「いいなあ、お姉ちゃんは人生楽そうで」とか、「お姉ちゃんて、結婚してなければただのフリーターだよね」とか言ってたし(笑)
そうだよ、それでいいじゃん?
人生楽に生きるもそうじゃないのも、気の持ちようってところは大きいよ。
えーちゃんは、小さいころから目立つことは嫌いで地味に生きてきたし、海外で暮らして「常識」なんてハッタリだと気づき、よくも悪くも開き直っちゃったけれど、ターはそうはいかなかったんだね。
長男だから。
ガキ大将だから。
クラスのリーダーだから。
応援団長だから。
正社員だから、営業だから。
そうやって色々背負っていってしまったんだよね。
元気にしててくれれば、いや、いてくれればそれで充分だったのに。
カッコつけで、それゆえに苦しいこともあったかもしれないけれど、そんなカッコつけも含めてターだったんだよね。