下ネタが多いので親としては見せたくなかったかもしれない系かもしれないが、弟も私も下品だなあと思いつつどたばた動くちゃまのアニメから目が離せず、つまり結構好きだった。
成人してからは「ゴーマニズム宣言」が面白くて、100％共感はできないところもあったけれど、「小林よしのりさんって、よしりんって天才だ！」と思った。
弟が亡くなるすぐ前、そんな「おぼっちゃまくん」が懐かしくなり、コミックを大人買い(笑)
その後すぐに弟のゴタゴタで、お笑い系の漫画は読む気がしなかったけれども、つい数日前に手にとったら…やっぱり面白い。
そして、今さら気づいたのだけど、主人公であるちゃま様ってお母様が早くに亡くなっているのね。
小さいときに見た「おぼっちゃまくん」は、世界一の大金持ちで何でも持っているおバカで優しくて幸せな少年。
でも、いま読んでみると、お母さんという私たちが当たり前にいると思っていた存在がいない点に注目してしまう。
家族4人が揃った完璧な幸せがなくなったから、もう幸せを感じることはできないと思ったけれど、そんなことはないのかもしれない。
なんて、「おぼっちゃまくん」からこんなことを考えるなんて！
何を見ても聞いても、弟のことに紐づけてしまうなあ。
