ターがまた夢に出て来た。
誕生日だか何かでLINEをしたら返事がきて、だれかと食事に行った写真まで送ってきた。
「どうしてどうして?」と家族(オットもいたかも?)と話しているところに、ターが帰宅。
茶の間のこたつに「どうもどうも」なんて言いながら入ってきた。
だって、あのとき倒れてたじゃん。
もう火葬もしちゃったじゃん。
でもやっぱりあの時の顔違ってたから、ターじゃなかったの?
聞きたいことは色々あったけれど、「帰ってきたからいいや、多くは聞かないでおこう」と思って言葉を飲み込んだ。
するとテレビで亡くなった高齢者のことを放送していて。
「ああ、この人は本当に死んじゃったのかもねえ」
でも自分は帰ってきたんだという優越感があるのか、ちょっと得意げに、ターが言っていた。
そんなこともあるんだなあ、信じられないことってあるんだなあと夢の中で思いながら目が覚めて、部屋に飾った写真を見て、そんなこともある…わけないか、夢だよなとじわじわと実感した。
ああ、寂しいなあ。
でも、これだけ何度も夢に出てきて、しかもいつもターのいる場所は「家」というところから、ターは「家にいるよ」と呼び掛けてくれてるのかもしれない。
大好きなお母さんと猫たちとゴロゴロして、たまにお父さんと言い合いして
…そう暮らしていてくれたらいいなあ。
でもさ、まだいるならなんか話してよ。
姿見えなくてもいいから話したい。