早く終わってほしいような、このまま先に進みたくないような2020年が終わります。
今年はコロナで世界全体がどんよりしていたけれど、中でも私たち家族にはいまだかつてない衝撃と混乱と寂しさの一年でした。
自死者が増えたということから、きっと私たちと同じ思いの方も多いのだろうと思います。
一人じゃないと少し心強いような、でもこんな思いは誰にもしてもらいたくないような、相反する想いがあります。
ターのことがある前でも、何度か消えたいなあと思うことはあったけれど、遺される方の苦しみを知って、その選択肢はもうなくなりました。
でも、「それをターが命をかけて教えてくれた」なんて言い方はしたくないしそう思いたくもないです。
ターは精一杯生きて、35年間私たちに笑いや幸せをくれた。ひたすら楽しい弟で家族で親友で、人生の伴走者だった。
ターのゴールは短めに設定されてたので、少し先にゴールしてしまったけれど、自分のゴールはまだもう少し先だから、あとは自分で走っていく。
兄弟だって親子だって夫婦だって、別の人生だもんね。
そうやって切り離して考えてます。
ところで、私はグミ好きなのですが、行き来のある友人から、
「ター姐さんと食べようと思います!」
という言葉を添えて、写真が送られてきました。
朝コンビニに寄ったら可愛いグミがあったそうです。
離れているときも、自分の存在を思い出してもらえることほど幸せなことはないと思います。
新年の挨拶やおめでとうという言葉はまだ言えないけれど、皆様、今年もありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いします。