何度も何度も考えることだけど、ターがもしあのとき相談してくれていたら。
死にたいくらい追い詰められていると打ち明けてくれたら。
何て答えただろう?
何ができただろう?
よくよく思い出してみると、ターは冗談交じりに「生まれてきてよかったなんて思えないや」なんてことは言ってはいました。
その度に、ちびまる子ちゃんのおじいちゃんの「死んじゃいやーん」を真似たり、「あははは、またネガティブが始まったなー」なんて茶化して、そのうちにターも色々打ち明けてスッキリということをしてたっけ。
それなのに、今回に限っては一切相談がなかった。
うまくいかないことがあると言って、その4日後には死を選んでしまっていました。
その前日までハイテンションで友達にLINEしたり電話して打ち明け話をしていたのに、きっと、毎月通っている通院先で死ぬ方法を検索しだして、実行してしまった。…のだと思います。
両親には将来を悲観するようなことも言っていたようですが、「まあまたチャンスがあるさ」くらいに明るく受け止めたようです。
それで、ターは誰も分かってくれないと思ってしまったのかもしれません。
あとから思うと、LINEじゃなくて、せめて電話で大丈夫か聞けばよかったなあ、と思うのです。
それから思うのは、ターは精神的な病を抱えてたかもしれないということ。
実際何年か前にうつ病と診断されたことがあったけれど、完治していなかったのかもしれない。
もしかしたらあの気分のアップダウンは性格じゃなくて、双極性障害だったかもしれない。
ただの買い物好きで散財しちゃうタイプと思っていたけれど、病気の兆候だったのかもしれない。
あれ?と思ったときにいい精神科とか心療内科の情報を集めて、教えて、一緒に行ってあげればよかったと思うのです。
これも後からターのお薬手帳を見て分かったのですが、何年かに一度というペースでうつ病の薬をもらっていたことが分かりました。
「ちゃんと薬飲んで完治させよう」と、声をかけてあげて、きちんと精神状態を良い状態にできていたら、最悪の事態は防げたのかもしれません。
全部いまとなっては、たらればなのですが💦
もし生きづらい方とか、周りに生きづらそうな方がいたら、それは本人の性格じゃなくて病気が隠れているかもしれないこと、それから話を聞いて共感することが一番の薬になるだろうことを伝えたいなと思い、記事にしました。
自死遺族をこれ以上増やしたくありません。