20年以上の友人AちゃんとLINEを再開しました。
家族と死別経験のないAちゃんは「理解できないこともあるかもしれないけれど、私を頼って、話してくれたことが嬉しい」と言ってくれました。
私も甘えに甘え、「本当は待ってた、連絡がほしかった」と言ってしまいました。
そこまで言えて、すっきりしたせいか、ちょっと前に進めた気持ちで、こんな感覚はこれまで味わったことがありません。
一人暮らしを始めたときよりも、留学から帰って一回り大きくなった気持ちでいたときよりも新鮮な気持ちです。
「自分は一度死んだのだから新しい自分になるしかない」。
そう奮い立たせてこの10か月間古いものをバサバサと切り捨ててきたけれど、新しい自分になるために必要だったのは切り捨てることじゃなくて関係をつなげなおすことだったのかもしれません。
自死遺族や家族との死別経験がある友人は、私の人生に欠かせない最重要人物。
だけど、長年の聡明な友人との付き合いは、私の人生の宝で、それを切り捨てる必要はないことがわかって、すっきりしたような安心したような気持ちです。
一人で外の世界に嫉妬して閉ざしていたけれど、思い切って連絡してみてよかった。
この先も気分のアップダウンはあるかもしれないけれど、いまはそう思います。