こんにちは。
ふと、マラソンランナーだった方の自死のことを思い出しました。
「玉子焼きだか何かがおいしかった、あれがおいしかった」という書き出しの遺書を書いたランナーさんだったか陸上選手さんはどなただっけ…?そんなことが気になり、調べたら円谷幸吉という方だったことを思い出しました。
亡くなったのは1968年というから、わたしの生まれるだいぶ前の方です。
なのに、なぜこの方のことを知ってるかというと、10年も20年も前に、母から何度か話を聞かされていたから。
母の父(祖父)は、円谷さんの遺書を見て「食べ物のことばかり書いていてだめだ」と言ったそうですが、母としてはそれが理解できない、食べ物こそ生きてるってことじゃないかと愚痴とも文句ともつかないことを言ってました。
こんなことが起こるなんて思ってもいなかった当時に円谷さんの話をしていたことと、ターが亡くなって「スーパーに行くことが切なくてしょうがない」「ターの好きだった食べ物を見るのが辛い」という母の言葉がリンクして、母の気持ちを思い切なく悲しくなります。
なんで急に円谷さんの話を思い出したかはいまもよくわかりませんが、Wikiで見たら、円谷さんの誕生日とターの誕生日が近くて、悲しい親近感がありました。