ターのこと以来変わったことがあります。
それは、人を裁かない・赦したいという気持ちが強くなったこと。(残念ながら「赦せるようになった」とは言えないのですが!)
新聞やニュースで大麻とか飲酒で身を滅ぼす人のことを見聞きすると「自業自得、自分で蒔いた種じゃない」と突っぱねてました。
国民的アイドルだった人が飲酒で捕まったと聞いたときも、以前だったら
「こういうヤツはいつか人を傷つける。危険人物!」
とレッテルを貼っていたけれど、今はそうなってしまった背景を考えてしまう。
もちろん、反省もしないとかサイコパス的なものはやっぱり怒り心頭なのだけど、事件を起こす人ってそっちじゃないよっていう方向にいつの間にか進んでしまった人が大半なのではないのかなと思うようになりました。
私はほとんど教会に行かない、聖書すらちゃんと読んでないクリスチャンなのですが、ずーっと前に通っていた礼拝で今でも覚えている言葉に
「わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします」
という部分があります。
それはいかにも生きてること自体が罪というキリスト教らしくて、私はその考えがあまり好きでないので嫌だなと思っていたのだけど、最近はもっと多面的な意味があるような気がします。
「わたしたちも人をゆるします」
そう思う人が多い世の中は、もっと生きやすい世界になるのだろうし、そうなれば自死なんていう悲しい出来事ももっと減らせる気がします。
生き残った私は、そうしていきたいなと思います。