春が来たって何になろ
あの子が返って来るじゃない
ターの好きだった中原中也の詩集にあった言葉です。
中也も小さいお子さんを亡くされていて、その気持ちを読んだ言葉だそう。
これまでだったらさらっと読んでいただろうけれど、このページで止まって、考えてしまいました。
親の死、子どもの死、兄弟の死、それから自分の死。
死別を経験しない人間はいないんですよね。
何にもならない春だけど、だんだん7月が近づいてくることにちょっと恐怖も感じるけれど、私たちは否応なしに進んでいるんだと思います。
ところで。
ターに以前、中原中也のことを聞いたときに返ってきた内容がコレ。
【中原中也】(1907~1937)
中原中也は酔うと太宰治の家に真夜中にもかかわらず訪れた挙句「バーカバーカ」などと低俗な嫌がらせをし、太宰も怒ればいいものを布団を被って怯えて泣いていた。
※文豪どうかしてる逸話集より
心が砕けるようなことがあってその気持ちを読むのも、低俗の嫌がらせをするのも同一人物。
私も中也さんをお手本に、酔っぱらったり人に迷惑かけたりして生きてみようかな!?