出産で入院しているとき、夜の消灯時間後のことです。
雪の中、向かいの病棟にぽつぽつとした明かりを目の端で見ながら目をつむると、ぐわーんと揺れるような感覚があり、「この先どうなるんだろう。どうしよう」と息苦しさ・孤独と不安を感じて思わず目が覚めてしまいました。
いやいや、これがきっと産後のホルモンの乱れというやつだ…そう言い聞かせてあえて目を開けてぼんやりとしているうちに平常心を取り戻しましたが、あのままの息苦しさを続いたら…それがうつ病とかうつ状態というもので、何日も何か月も続いたら、生きていられただろうか。
そのくらい衝撃的な不安感でした。
ターは20代後半に精神的にバランスが崩れて以来、精神科に行ったり気持ちの落ち着くサプリを飲んだりしていました。
その間、私が先日感じたような息苦しいような感覚だったのかな…それなら、その辛さをわかっていなかった、一人で闘わせてしまってかわいそうなことをしたな、なんで気づいてやれなかったのか、どうして私はそのとき助けにいかなかったんだろう。
見守るんじゃなくて、精神科に任せるんじゃなくて「助けにきたよ!」とずかずかと踏み込んでいけばターの心が変わってたかもしれないのに。