わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

救い

一緒にいた時間

ターが亡くなったのは35歳と2カ月弱のとき。 それでも、大学入学までの18年間、専門学校入学前の1年間、就職した25歳から35歳までの10年間の合計29年間は実家で両親と暮らしてくれた。 その間、私は実家を離れていた期間もあるし、この5年は結婚して実家を離…

ターの好きだったもの

弟ターが好きだったもの備忘録。 食べ物 果物、お肉全般、あんこ、生クリーム系のお菓子、グミ。 *ここ数年は前ほど食べなくなったと言っても、みかんが大好きで「1日6個は食べたい。触れば甘いものがどれか分かる」と豪語していました。 *昔、グミ1粒を手…

柳田邦男さんの再婚

友人知人に、最近柳田邦男さんを愛読していることを話したら、 「柳田さんのパートナ―のいせひでこさんの絵本もいいですよ」 と教えてもらったので、ちょっと調べてみました。 水彩の悲しくも優しいタッチのイラストを描かれる方です。 あれ? でも、柳田さ…

お盆

「お盆、ターの提灯どうする?必要なら持ってくよ」 母の弟(私から見ると叔父さん)からそう言われて、「何の話?」と思ったという母。 私も同じだよ。 弟の盆提灯の話なんかすると思わなかったよ。 どちらにしろ、まだ49日前なので今年は新盆にはならない…

チャーリー・ブラウン

自死でご次男を失くされた柳田邦男さんの本に、「次男はその性格から、友達からスヌーピーの”チャーリーブラウン”から取って”チャーリー”と呼ばれていた」と書いてあった。 チャーリーブラウン。 なんだか気になって早速図書館でスヌーピーに関する本を借り…

柳田邦男「犠牲 サクリファイス」

柳田邦男さんというと、「遠野物語」や民俗学者のイメージが強くてとっつきづらいと思っていたら、それは民俗学者の「柳田国男」。 現代を生きるノンフィクションライターは「柳田邦男」ということについ最近気づいた恥ずかしいヒトです^^; その柳田邦男…

親の強さ

弟のターが亡くなって、警察や医者が検死しているときも仕事をしていた、というお話は書きましたが、心配していた母も大変強いものでした。 母は、高齢者施設で看護師として短時間勤務をしています。 ターがなくなった2~3日後くらいまでは「仕事、もうやめ…

弟の亡くなった日も、仕事をさせてもらいました

弟が亡くなったその日、私は電話会議が入っていました。 休もうと思えば休めましたが、「こんなときだからこそ日常を過ごしたい。どうせ会議予定時間は警察がまだ鑑定しているので待つことしかできない。ぼーっと待つよりも働いていたい。仕事させてください…

親族、そして友達の有難さ

弟が亡くなったと聞いたとき、無口なオットはおろおろするばかりで、仕事もあるからということで…結局頼らせてもらったのは、おしゃべりな親族のおばちゃんたちと、私の友達でした。(もちろん、オットは仕事が終わってから夜遅くに車で1時間かけて駆けつけ…

家族だけで抱えない

亡くなるその日まで元気に通勤していた弟。 クローン病という腸の病気はもっていましたが寛解という状態で、しかもジムに通うなどして、大きな体をしていたので、外見は健康そのものでした。 そのせいでしょうか、ご近所の方からは 「急でしたが、どうされた…