わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

2023-01-01から1年間の記事一覧

一見幸せそうだけど

こんにちは。 土日は子と一緒に帰省してました。そして、見送りの駅では両親とも大騒ぎ^^; そんな様子、60、70代くらいの男性にちらちら見られていることに気づきました。 と、思ったら、改札の向こうでは両親がその男性に話しかけられている! どうした…

家族を亡くした人の言葉の力

こんにちは。 ネットニュースなどを見てると、思わず見てしまうコメント欄。 事故や災害で、事件で亡くなった人への追悼や同情するコメントを読んでは「世の中捨てたものじゃないよなあ」と思ってます。(そりゃマイナス10個くらいつけてやりたいくらいのク…

【読書】Bye-Bye アタシのお兄ちゃん

こんにちは。 友人から素敵な本を借りたので紹介させてください。というか、漫画ですが! 「Bye-Bye アタシのお兄ちゃん」という竹内佐千子さんの作です。 このタイトルを見たときから、「あ、きっとお兄さんが自死とかなんかしちゃう話かも」と構えてしまっ…

高校野球で泣いてしまう

こんにちは、暑いですね でもわたしは暑さにはめっぽう強くて炎天下でも1時間とか平気で歩けちゃうので逆にちょっと怖いです笑 その代わり寒さが苦手で、ターもそれは同じでした。 よく首までこたつまで潜り込んでは「寒い寒い」と言ってこたつ談義をしたな…

みんなのうた 

たまたまテレビをつけたら「みんなのうた」が流れてきました。 確か、「君へ」という歌だったと思います。途中から見たので不明点もあるけれど、大人になった人物が、孤独だったりみんなと違って悩んでいた子どものころの自分に、それから自分の子どもに声を…

CREAのインタビューを読んだ後だったので

ちょうど、CREAでpecoちゃんのインタビューを読んだ直後のことだったので、余計に…いまでも彼の自死について考えてしまいます。 男女の関係でなくなっただけで、いまも3人で川の字で寝てる、一緒に暮らしているという言葉が、素敵だなーと思って。 SNSの批判…

「病、市に出せ」を思い出した話2

とか「病、市(いち)に出せ」という言葉を思い出した出来事、の続きです。 以前わたしが読んだ森川すいめい先生の「その島のひとたちは、ひとの話をきかない――精神科医、「自殺希少地域」を行く」という本の中にあった言葉です。 この自殺希少地帯と言われ…

「病、市に出せ」を思い出した話1

先日、弟の命日がありました。弟の友人や前にお付き合いしていた方からメッセージを、そして勤務していた会社からは上司の方がお参りに来てくださいました。 そして、直接は弟とは会ったことのない友人が来てくれて、一緒に食事をしました。 彼女が来てくれ…

3度目の命日

弟の命日のため、またまた帰省しています。 でも、3度目の命日というけれど、三回忌って実は昨年なんですよね。 したがって、今年はフツーの日になりそうです。 ただ、命日の前って不安定な気持ちになるだろうし、と思って帰ってきました。 帰省初日は、わた…

言論の自由を武器に

ネットニュースだか週刊誌だか忘れてしまったのですが、何気なく見ていたら、先日の歌舞伎俳優さんの報道について触れている言葉がありました。 「来世で生まれ変わろうと言ってみんなで死のうとしたなんて気持ち悪い」という内容で、わたしはこれに怒りすら…

ドキッとした電話

先日、母から仕事中に電話がかかってきました。 すごく気を使ってくれる母が、わたしの仕事中に電話をかけてくるなんてめったにないことです。 父に何かあったんじゃないかと緊張しながら電話に出ると、慌てた様子。だったのですが…「いまお洋服屋さんに来て…

悲しみは消えないけれど

7月の、ターの命日が近づいてるせいか、なんだか落ち込むというか、沈む日が続きます。 それでも、七夕飾りを見れば子どもに買ってやろうかと思ったり、ターの好きだった食べ物を見れば「よく食べてたなあ」と思い出したり、逆に苦手だったカエルを見ては「…

「元気でね」

実家に帰ったときに、母とターを見送ったときの話になりました。 ターの仕立てたいいスーツを持たせて、そして「元気でねと言っちゃったよ」とのこと。 母のターを思う気持ちの強さゆえの切なさ、どこか遠くに送り出すような気持ちでないとやってられない…そ…

ぬいぐるみ

自死遺族に限らず、とくに若く、あるいは幼くして亡くなった方の遺影や仏壇にぬいぐるみを飾っている方をお見掛けすることが多いなと思ってました。 でも、ぬいぐるみを飾ったらいよいよその人の死を認めるようでなんとなく気乗りしなかったのですが、ちょっ…

机の上

ターが亡くなってからというもの、母の机の上には長いことノートがありました。 開いた状態だったことがあったので、いけないと思いつつ、ちらっと見てしまったら案の定というかターへの言葉が連日のように書かれていました。 家族の悲しむ姿を見るというの…

記憶力

子が、保育園で「すごく記憶力がいいですね!」と褒められました。 なんでも、クラスの子たちや先生の名前を先生が言うと、該当する写真をぜんぶ指指していったのだとか。まあ、まだ1歳なので偶然もあるかもしれませんが^^; ターも、小学校のころのIQテス…

7月の日程

子どもの保育園の7月の預かり予定表がきました。 7月は夏好きなわたしが一番好きな季節でしたが、なんとなくざらつく気持ちを感じ、ああそうかと、弟の命日があることを思い出しました。 「弟の命日」なんて言葉、はあ…考えたこともなかった。 実家に帰る予…

自分の幸せだけを

母と父の誕生日(どっちも日にちが近い)のお祝いをしてきました。 プレゼントは、こどもからの両親と一緒に撮った写真などの写真集という倹しいものだったのですが^^; 母がとくに喜んでくれました。(孫のパワーは最強です…) そして、アルバムの中を見…

ネタでしかないくそ坊主(言葉汚めですのでご注意を^^;)

思い出し怒りというものを結構する方なのですが、やっぱり思い出しても腹が立つのは、ターのときの坊主。 ターのご遺体を前に、「あれ、このお兄ちゃんは北海道に行ってたんだよね?鳥類研究してたっていう…」とのたまった。 は? それは父の弟だよ! お前、…

家族会の人の言葉

西原理恵子さんの漫画にあった「家族会の人から言われたことは”なぜそうなったかという原因追及をしない。明日から、これからのことを考える”という言葉」という表現。 西原さんは、ご主人のアル中で家族会の方と出会ったわけだけど、この言葉は自死遺族の人…

甘やかされた長男と言われても

数日前のことですが「え、こんなところで?」というような殺人事件が起きてしまいましたね。 「市議会議員議長さんの息子できっと金銭的に不自由することはなかっただろうになぜ?」「甘やかされてたんじゃないの?」 …これが世間の目だと思います。 ターは…

ディズニーリゾート

母と、子と、わたしの3人でホテルミラコスタ宿泊してきました。5月はターの誕生月なので、そのお祝いという名目もあります。 ターがいなくなってからはじめての旅行。 ターがいなくなってはじめての東京。(東京は経由しただけだけど) ターがいなくなっては…

「人生バラ色」

実家の父は毎朝ラジオ体操をしてます。 わたしも朝早く起きたときには一緒にやってるのですが、体操をしながらだとなんだか普段話せないことも話せる気がします。 わたし「近所の公園でみんなでラジオ体操やってるんだからそっち行けばいいじゃん」 父「知ら…

38歳

5月はターの誕生日がある月なので、やっぱり考えてしまいます。 生きてたら38歳。 38歳、わたしがターとお別れしたときと同じ年齢になります。 もう3年かあ。 でも、ターの誕生日はちょうど、子の保育園参観という明るいイベントがあるので、両親にも伝えて…

忙しくても書いてしまう

あんまり忙しいと言いたくないのですが、忙しい~~~。 毎日家事を1日1~2時間やって、11時~17時は仕事。 いつもはそんな程度なのですが、ボランティアをやっているので11時前、17時から家族が帰ってくるギリギリまでやったり、休日にやったり、家事の…

「親が何してあげても友人関係で変わってしまう」

www.youtube.com おすすめにメンタリストDaiGOさんの動画が出てきて、育児の参考になるかなーと思って流し見してました。 その中で、「いい友人関係においてあげることが大事」と言ってました。魅力のある学校に入れてあげるとか情報を持ってきてあげるって…

景気づけの方法

朝、家族を送り出してから急に涙が止まらなくなることがあります。 そんなときはわんわん泣きながら猫相手にターへの怒りやら不満をぶちまけ、そして猫らをぎゅっと抱かせてもらうと、少し落ち着きます。 その後は、コーヒーを飲んでカフェインでテンション…

【映画】マイ・ブロークン・マリコ

永野芽郁さん主演の映画「マイ・ブロークン・マリコ」を見ました。 今はやり?のシスターフッドというか女の友情をベースに展開される話です。 友人のマリコの飛び降り自殺から始まる話なので最初から気持ちは落ちますが、まあそれは予告で知っていたので折…

土曜日

わたしたちが小学生だったときは完全週休二日制の過渡期だったので、土曜に授業があるときがありました。 学校が好きとは言えなかったわたし。 土曜の授業が終わって帰宅して、日曜を楽しみに待ちながらターとアニメなどを見て過ごす土曜の夕方が大好きでし…

「ターくんとしゃぼんだま」

夫の実家に、夫とわたしの両親、子の5人で遊びに行ってきました。 義理の母がもらったという絵本を見せてもらったら、タイトルは「ターくんとしゃぼんだま」。 うちの子も「ターくん」なのですが、わたしも、きっと両親もターのことを思い出していたはず。 …