わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

2021-01-01から1年間の記事一覧

見られない

1か月に1度の帰省。仏壇を見るとまだ骨壺があって、やっぱり現実なんだなと思い知らされることは、何度やっても慣れません。有難いことに、友人が一緒に家に来てくれたので(だけでなく、車で送ってくださった!!)話しながらお参りして気を紛らすことがで…

わがままとはわかっていても複雑

「自粛モードも明けそうだけど楽しみなんてない」と言いつつ…現金なもので、東京でやってるゴッホ展のお知らせを見たらいいなあと思ってしまい、現地の友人にもちらっとそんなお話をしました。 すると、「ぜひ一緒に行きたい!待ってるよー」とのお返事。わ…

コロナが明ける?

コロナ感染者数が減り、県外もそろそろ自由にまたげそうです。 でも、前みたいに毎年海外旅行に行って、毎月東京とかのアフタヌーンティー行って…なんて思っても全然楽しみじゃないです。むしろ、コロナ明けずにずっと自粛モードでもいいのに。 こんなことを…

思い出す姿

在宅仕事なので、普段はPCのある2階にいて、お昼とかトイレとかのときは1階に降りてく、という暮らしをしてます。仕事しているときや、Twitterで同じ自死遺族の方のコメントを見ているときはいいんだけど、ふとPCから離れて1階に降りていくと…どどーっと波が…

友達に申し訳ない

ターのことを思い出さない日はないけれど、それとは別にターの友達に申し訳ないという思いががーっと出てくることがあります。 野球部のみんなが、ターの訃報を泣きながら伝言していってくれたという話をしてくれた子や、葬儀のときに小学生のようにわんわん…

産めよ増やせよ

昨年の女子高校生の自死率は前年の1.7倍だとか。そっちの方…若者の自死率の異常なまでの高さ・上昇率を見て見ぬふりをして、「産めよ増やせよ」しか考えない政治家ども。 反吐が出るわ!

放蕩娘の思い

またまた「テレフォン人生相談」より。とあるご家庭で、娘さんは統合失調症、息子さんは不登校になってしまったけれど、家族仲はよく、夫婦仲も非常によいというパターンがありました。 「でもそれじゃあなぜ、お子さんたちがそうなったかというのが説明つか…

出会ってほしかった

ターがいなくなってから、長年続けていたミートフリーデーとか保護猫活動が無意味に思えた時期があります。もちろん環境のためとか自分の信念にもとづいて始めたことではありますが、こういう活動をすることで、徳を積んでいるような気になってたのでしょう…

FMな生き方

最近AMラジオがちょっとうるさく感じ、以前職場で聞いていたFMラジオをよく聞くようになってます。 AMは自分の身の上話トークが多いのに比べて、FMは「そうなんだ」「知らなかった」という新しい世界の紹介が多い気がします。 そこで流れてきた里親制度の紹…

男の子かも

妊婦健診に行ったら、「まだはっきりしないけれど男の子かもねえ?」と言われました。むう、男の子か…。 私はなんとなく中の人は女の子じゃないかと思ってたし、母も夢で女の子が産まれる夢を見たと言ってたのに、男の子か…と複雑な気持ちになってしまいまし…

白スニーカー

ユニクロですごく履きやすくてシンプルな白いスニーカーがあったので即買いしてきました。が、白スニーカー、すぐ汚れが目立ってくるんですよね。。。とくに私は歩き方がおかしいせいか、前面に黒い筋のようなものが早くも入り始めました 以前、そんなスニー…

バグってる

着実に去年の今よりは涙する回数は減ったけれど、それでもターがいない現実を信じられない気持ちは今でも変わらないというか、むしろ強くなっている気がします。「あ、この話、ターにしよう」とふと、思うことがあり、直後に「ああ、もういないんだった」と…

【読書】ブリ猫。さん「家族もウツを甘く見ていました」

最近、うつ病について描かれたコミックエッセイはたくさんあるけれど、この本はこれまで読んだ中でも一番よかったです。 「家族もウツを甘く見ていました」というブリ猫。さんのコミック。もともとKindle Unlimitedで読んでいたのですが、読み返すほどにいい…

螺旋階段

同じ自死遺族の方のブログを見ていたら「嘆き飽きた」という言葉がありました。 いま、自分が妊娠中だからちょっと気は紛らせていられるけれど、もし通常の身体ならきっと私も「嘆き飽きた」状態だったと思います。というか、妊娠が分かる前、なんというか、…

ラジオにヒントをもらう

この前何気なくつけたラジオで、お祖父さんを亡くした方からの投稿がありました。周りから「早く立ち直って」とか「泣いてばかりいたらおじいちゃん喜ばないよ」と言われることがあるそうです。 それに対して、パーソナリティーさん。「涙はさんずいに戻ると…

寂しい朝焼け

最近朝早くに目が覚めてしまうことが多く、朝焼けを目にすることがあります。 以前は朝焼けを見られると、「いい一日の始まりだな」「まだ寝れるな」などと呑気に思ってましたが、いまでは「去年の7月7日、この時間にもし、ターの部屋に行っていたら助けられ…

彼女のために

前に、周囲の人や友達に対して「理不尽な怒りや失望がある」と書いたけれど、幸運なことに、その逆に、ここまでやってくれるんだ…という友人がいます。 普段会っているのに手紙をくれたり、日々のことをLINEしてきてくれたり、外に連れ出してくれたり。 そん…

「楽しい」と思えた

私の手掛けた仕事のおかげで色々うまくいったらしく、関係者さんからものすごくお礼を言われた~✨ 仕事で褒められるって最高!この仕事、やっぱ好きだなあといういい気分のまま、友人宅へお届け物へ。仕事は褒められる。親しい友達が待っていてくれる。お腹…

あり得ない

私の妊娠のことを話してから、母からは「ターが小さいころの姿の満面の笑みを浮かべている夢を見た」、ターの幼馴染であり親友さんからは「すごく嬉しそうなターさんが出てきた」と聞きました。 それを聞いたときは、そんなもんかねえ、とちょっと冷静な気持…

フィクションを受け付けない

柳美里さんのエッセイを読んでいたら、2010年3月11日のことが出てきて、「この日以来小説も映画も一切のフィクションを受け付けなくなった」とありました。 私は辛いときこそ本や映画といったフィクションに逃げていたけれど、ターのことがあってから、やっ…

自死や死をタブー視する社会

先日の日記に、「ひとり時間を大事にするとかポジティブなオーラとかぺらぺらした言葉ではない慰めが欲しい」と書いたのですが、ちょっと考えてみました。 そういう言葉が欲しいなら、雑誌を見ていたのではだめだよなあ。やっぱり書籍で「自死遺族のために」…

手放せない悲しみや苦しみ

ある雑誌を読んでいたら、とある作家さんだったか女優さんの文章が載ってました。「生きるって楽しみだけではないもの。苦しみも悲しみもある。だけど、それを味わい尽くしてこそ人生の深みが出てきます。そして味わい尽くしたら手放せばいい」 っか~~~~…

「存在のない子供たち」

「存在のない子供たち」という映画を見ました。これ見ようと決めたわけじゃないけれど、なんとなく仄暗い映画が好きで、ザッピングしてたらおすすめに出てきたので、という理由なのですが まー、格差の激しい国のさらに貧しい家庭ということで親がアホすぎて…

明るい夢

数か月ぶりに、ターの夢を見ました。 よく見えなかったけれど、両親と、ターと私がいたみたい。そこでターが「やー、失敗しちゃったんだよねえ。戻りたいけれどムリだもんねえ」と笑いながら言ってました。いい笑顔でした。 つられて私たちも「そうだねえ、…

慣れない

仕事しながらラジオを聞いてて面白い話題があったので「あ、ターにLINEしよ」と思ってしまった。 1年と2か月近く経つのに、まだターがいないことに慣れない。 ターと最近話してないなー。え?死んじゃった?誰が?嘘でしょ?そんなこと、起きるわけないよね…

できなかったこと、できるようになってきたこと

ターが亡くなったと聞いた日のその時間は、珍しく朝ヨガなんかをしていました。ちょっと時間に余裕のある日だったので、Youtubeのヨガ動画を見て、いい時間を過ごしたと思ったところに…。 それ以来、特に朝にヨガの動画を見ることができなくなっていたのです…

義理のお父さん

ちょうど、ふらっと義理の両親が家に立ち寄ってくれたので、いいチャンスと思い、妊娠報告をしました。オットには兄弟が多いので、したがって孫ももう9人もいるので、今更かなーと思ったら…お父さんが報告をした途端「わあ~」と涙をぬぐっていました。そし…

姉の欲目

私が中学生のころ、ストレスから過敏性大腸炎という病気になってしまったことがあります。(成績も人間関係も良かったのですが、まあ中学のガチガチな軍隊形式に馴染めなかった人間なのです^^;)当時、ターは小学生。ガキ大将をしていて人生が一番楽しか…

体調不良、気分も不調

これが悪阻かというところなのですが、とにかく体調が悪い日が続いてます。食べたいのに食べられない。喉が渇いてるのに、飲むと気持ち悪くなる。しまいにゃ、飲み物を見るだけで気持ち悪い。そして悪阻じゃないのだけど、体中にものすごく痒い湿疹が…。 お…

ターからの贈り物

「いつかは」という予感はありましたが、自分の妊娠がわかりました。 まだ安定しておらず、何より高齢なので今後どうなるかわからず、両親に伝えるタイミングを計っていたのですが、ずーっと落ち込む両親に少しでも元気になってもらえたらという一心で、母に…