わたしの家族

私の家族は両親と私、弟の4人家族です。2020年7月、弟が自ら命を絶ち3人になってしまいました。予想だにしなかった形の3人です。「両親よりも先に死んではいけないよね」と兄弟で決めていたことなのに…。私自身の気持ちの整理のために、そして自殺を考える方や自殺遺族様の小さな光になればと思い、このブログを始めました。

2022-01-01から1年間の記事一覧

そんないい人じゃない

先日の日記に「自分は見栄っ張りだけど直したいとも思わないし、いいや」というようなことを書いたのですが、それで思い出したことがありました。 いつだったか、ターと健康について、それから長生き、短命みたいな話をしたときのことです。わたしはなんとな…

コメント欄

歴史的事件とも言えるようなことをしてしまった、あの容疑者の方。「方」なんて言ってしまうのは、生い立ちを知るほどに同情せざるを得ないからです。 お父さんを自死で亡くし、さらにお兄さんの小児がん、自死。お母さんは宗教にハマり困窮するまで献金をし…

目尻の傷

子どもの横顔を見ていたら目尻に傷…。あれ、どうしたんだろう?ぶつけた?擦れた?…そんな風に小さな心配というか気がかりを感じて、以前にもこれと似たような状況・気持ちになったことを思い出しました。 ターも小さかったころ、多分幼稚園かその前くらいの…

アグロステンマ

最近実家に帰って母と子と散歩していたら近所の方が声をかけてきてくれました。「お宅に咲いてた珍しいお花、なんていうの?」5月くらいに咲いていたアグロステンマという撫子に似たお花がすごく気になってたとのことでした。「アグロステンマっていうお花で…

感謝

ターの命日には、わたしの友人、ターの働いてた会社の皆さん、会社の同僚が来てくれて、インド旅行で知り合ったわたしとター共通の友人からお花をいただきました。 そして、LINEで大学時代の友人からわたしに「今日はター君の日だね」と連絡をもらい、ターの…

睡眠導入剤

ターのことがあってからずっと、母は睡眠導入剤を飲んでます。睡眠剤じゃないからまだいいかと思うけれど、でも身体にいいはずないし…。 母自身もそう思っているらしく、何度か飲まないこともあったのですが、そうすると、2時、3時と目が覚めてしまうとのこ…

フォロワー数

お茶を習ってるのですが、そこの友人から「キッサコ」さんという般若般若心経をなじみやすく解説してくれてるお坊さんYouTuberさんがいる、と聞きました。 見ると、イマジンと般若信経をミックスさせたり、リラックスミュージック調で歌われたりと… どうやら…

プラダを着た悪魔

最近、岡田斗司夫さんのYoutubeが面白くて見ています。 www.youtube.com 彼って、ジブリ解説ばかりかと思ったら映画評論や人生相談みたいなものまでしてるんですねえ…。 その中で、「プラダを着た悪魔」の解説がありました。ターが好きと言ってたけれど、わ…

久しぶりに会った

出産して以来、全然ターが夢に出てこなかったけれど、昨日の夜久しぶりに出てきてくれました。場所はなぜか、田舎の町役場みたいなところ。そこでわたしが座って、ターが立った状態で何か話してたら途端に「お母さんとかいるのにさ、死にたいって思っちゃう…

なかなか悪くない

結婚してからもわたしはよく帰省していましたが、「お姉ちゃんが来ると、なんか家が明るくなるなぁ」とターが感に堪えたように言ってくれたことがあります。実際、ターは両親だけのときには無口だったけれど、わたしがいると饒舌になっていたとか。 そしてい…

日記

1か月ぶりに帰省しました。3泊4日ほどの短期間でしたが、母のデスクまわり(といってもそんな大層なものじゃなく、ターのお下がりの学習机!)から日記がなくなってました。 ターが亡くなったばかりのころは毎日開いた状態であって、ちらとのぞいてしまった…

寝る前

夜、寝る前はなんとなくスマホを触ってしまいます。この「なんとなく」というのが曲者で、よく考えずにふらふらっとネットを見るのですが、ターとのLINEを見たり、写真を見返したり。 ああああああああ!嘘だろ!なんなんだよ!!!死ぬってなんだよ!!!2…

たなばたさま

♪笹の葉さらさら のきばに揺れる…という「たなばたさま」。ターの命日が7月7日なので、どうしてもそのことを思い出してしまうから、一生この歌は歌えないし、聞けないなと思ってます。 でも、小さいときに記憶をさかのぼるともう一つ「たなばたさま」にまつ…

【読書】悲しみを生きる力に

入江杏さんという、世田谷事件のご遺族の書かれた「悲しみを生きる力に」という本を読みました。 いまだに未解決の残酷な事件。Wikiで詳細を見ましたが、全然無関係のわたしでも途中で心が痛くなり、途中で読めなくなってしまいました。 入江さんはグリーフ…

一緒にいてくれる

まだ首も座らない子どもがいるので、どこに行くにも一緒。買い物しても、「ちょっとそこまで」でもずーっと連れてかないといけません。 40年近く自由しかなかった自分には、正直ちょっと負担というか、不自由さを感じていたのですが、ある日の買い物帰りに気…

どうか安らかに

ずっとフォローし、フォローしてくださっていたツイッター仲間の方が、自死されたお子さんの後を追って亡くなってしまったという情報がありました。情報の発信者さんはその方のご主人でした。 お子さんが亡くなってからしばらくたつ方だったようですが、時間…

音楽

仕事中ラジオを聞いてたら、瑛人さんの「香水」という曲が流れてきました。ちょうど、あの2年前の7月ころに流行った曲。あの時の混乱した気持ち、やるせなさ、絶望感、虚無感がわーっと蘇ってきそうになり、慌ててラジオを切りました。 あのとき流行った、BT…

また会えるんだし

夫とは、よくターの話をします。ファッション好きだったり、お父さんのところを小ばかにしてたり…でもそんなターが一番突っ込みどころ満載だよね、とひとしきり笑って、その後は「なんでもいいから生きてりゃなあ」とわたしが言って終わり。そんなほぼパター…

バランス

ターは、小学校の時の知能テストで先生がびっくりするような数値を出し、びっくりした先生が「この才能を伸ばしてあげてください」と母に伝えたほどだったそうです。でも、継続とか苦手を克服するといったコツコツ努力することが苦手だったター。中学、高校…

プレゼント上手

母の誕生日でした。70歳、古希。 お母さんのことが大好きで、プレゼントにまめだったターがいたら、きっと盛大に花束なんかを買ってきてくれたはずです。 モノは溢れかえっている家なので、今年のプレゼントは孫の写真入りの何かと、みんなからのメッセージ…

復縁その2

旧友と連絡を取り合えるようになったのがつい先週くらいのこと。 その直後、メキシコの友人とも復活しました。彼女にもターのことをFB経由で話していたのですが、返事がなくどうしたかなあと思ってそのまま2年経過し…突然これまた数日前に急に「しばらくFBを…

出産後お花をもらう機会がたくさんありました。部屋にお花があるとやっぱり嬉しいし、花の合う部屋にしようと片付け・掃除にも力が入ります^^; でも、この時期だと2週間くらいでダメになり始めてしまいます。状態の悪い花から畑の肥料にしているのですが…

時間感覚

子どもが生まれたのが1月で、ずーっと寒かった&痛かった記憶しかなかったけれど、いまもう5月も終わりになり、半袖でもいいかなという日があるくらい。季節の移り変わりが今年はものすごく早い感じがします。 出産したのはもう何年も前のような気もするし、…

結果でなく過程

今日の人生相談は、息子さんを病気で亡くされたらしきお母さまからの相談でした。(途中から聞いたのでよくわからなかったけれど、おそらくご病気?)そこで、我らが加藤先生の心に響くお言葉がありました。「人生は結果ではなく過程です」。息子さんの死を…

疎遠になった友人

20年来のわたしの友人が、弟のお参りに来てくれたそうです。突然のことだったのでわたしは会えず、両親が対応したのだとか。 弟のことがあったときにちょっとひっかかることを言われて以来疎遠になっていたので、その後の電話にも出なかったのですが、ちょっ…

育てやすい不安

子が生後100日を迎えました。 2週間ほどは2時間おき、3時間おきに起こされてきついということもありましたが、いまは夜7時から朝5時くらいまで連続して寝てくれるし、寝起きすらにこにこしていて泣くことはほとんどないという「育てやすい子」です。(現時点…

胸を張ってほしい

先日、子のお祝い事があり、夫の両親とうちの両親が久々に顔を合わせ、そこで子育ての話になりました。 夫は4人も兄弟がいて、経済的にも手間暇という点でもそんなにゆとりもなかったのでほぼ放任、誕生日会やお祝い事もなく、大学は国公立のみ許可。そのせ…

たまに思うこと

たまに思うことがあります。子を看取った親というのは親の中の親というか、鑑というか、もう表彰レベルじゃないかと。 親からしたら、子を見送るなんてたまったもんじゃない。けれど、お母さんが大好きで尊敬していたターからしたら、親の死に目なんて遭って…

ターの誕生日

ターの誕生日でした。それに合わせたかのように、両親が育児支援というかご飯をつくりに来てくれて、ほんの3時間ほどでしたが、お昼食べたり、ベビーカー押しながらお買い物に行ったりと良い時間を過ごせました。 しかも、お買い物の金額がターの誕生日にな…

いつもありがとうございます

私はいくつかブログをやってますが、自死遺族としての目線で書かせていただいているこのブログには結構固定の方に読んでいただいているようです。 そして、スターをつけてくださる方、コメントまでくださる方は私たちと同じ自死遺族の方が多いようです。 決…